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人形使いとマスク

泉鏡花の「山吹」 昨年からの感染症予防で、花粉症でない人もみんなマスクをするようになりましたが、マスクというと、どうしてもある小説の話を思い出してしまいます。 曖昧にしか憶えていませんが、その話の内容は、旅の人形使いが、美しい姫の人形を扱う時、自分の汚い息がかからないようにマスクをしてどうのこうの、というものでした。 この話は誰が書いたものかすっかり忘れてしまい、川端康成だったかな、だとしたら探すついでに他の作品も読もうかな、などと思っていましたが、何気なく部屋の本棚を見ていたら、“泉鏡花”の名前が目に止まりました。ひょっとしてと思い、ネットで探してみると、案外簡単に目当てのものにたどり着きました。 探していた話のタイトルは「山吹」。作者は泉鏡花で、会話形式の戯曲です。 泉鏡花の「高野聖」は教科書に載っていたような気もするので、やはりこれが一番有名でしょうか。作品は青空文庫で読めます。 (青空文庫の作者の紹介を読んでいたら、川端康成や三島由紀夫が影響されたとあるので、あながち川端康成は遠くなかったのかもしれません) ・「 山吹 」(青空文庫) 泉鏡花の世界 それで「山吹」を久しぶりに読み返してみました。 人形使いに関しては、マスクとは少し違ったようですが、それ以外はだいたい想像していたとおりのものでした。 ただ、すっかり忘れていた、その他の登場人物と狂気に包まれた幽玄な世界、どちらかというと、こっちの方が話の中心ではないかと思いますが、ともかく、この世界観はやはり泉鏡花ならではのものだろうと、その文章に触れてあらためて思うのでした。 ……とまあ、マスクの世の中を見てそんなことを思う人なんて、誰かほかにいるのでしょうか。

トビウオの塩焼きとホッケの干物作り

トビウオの塩焼きとホッケの干物作り トビウオの塩焼き トビウオは、以前アゴだし用の干物をもらったことがありますが、普段はたまにスーパーなどで見かける程度です。今日の魚はマアジと天秤にかけて、そのトビウオにしました。1尾150円。 青魚は肌がきれいです。また新鮮な魚は目もきれいです。きれいなので写真が撮りたいですが、夏が近づき気温も高くなり、魚が悪くなるといけないので、写真を撮るのはスマートフォンの最低限にしています。でもやっぱり今度ちゃんとカメラで撮ろう。 エラと内臓を取ろうと鱗を取って捌いていると、2尾買ってきたうちの1尾はメスで卵が入っていました。この卵の中から大人になるのもいたのかもと、多少の罪悪感をおぼえつつ、内臓は何も考えず捨ててしまったのですが、卵はとびっ子などとして食べられるそうで(あの小さくて赤いつぶつぶのやつ、今思い出しましたが、入っていたのはもう少し大きかったです)、火を通したりすれば食べられそうだったので、とっとけばよかったです…。 …で、塩焼きにしました。グリルなので長いヒレが焦げてしまい、また内臓を囲むように細かい骨が多かったものの、蛋白で美味しかったです。 トビウオ(上がメスでした) さすがトビウオ、ヒレが大きい! 青魚は肌がきれいです トビウオの塩焼き ホッケの干物作り 魚屋で魚を見ていると、生ホッケというのがありました。1尾180円と安かったので、これも買ってきました。こっちも塩焼きにしようかと思いましたが、曇りという天気予報がはずれ、太陽が出ていたので、ひょっとして干物が作れるのではないかと、チャレンジしてみました。ホッケといえば干物です。 最初から開いてあったので、塩水に漬け、天日干しに。どのくらい干せばいいのかよくわかりませんが、一夜干しみたいな感じでもいいだろうと、表面が乾いてきた頃を見計らって(日が沈む時間を考えて)裏返しました。皮がザルにくっ付いて剥がれてしまい、見た目は悪くなってしまいましたが、魚からはあの干物のにおいがしてきました。 グリルの弱火でじっくり焼くと、よく見るホッケの干物の出来上がり! 塩が少し強かった気もしますが、安定の美味しさです! ホッケはこんな魚です 塩水に漬けているところ 身から天日干し 皮が剥がれ見た目が悪くなってしまいました 表面が乾いて干物のにおいがします 焼き上がりの皮目 よく見るホッケの

侘び草テラリウムの経過観察

侘び草テラリウム 4/11 もさもさになってきたので(とくにチドメグサが)、トリミングをしました。 4/11トリミング前 ずいぶん刈り込みました。 4/11トリミング後 4/18 チドメグサの花が咲いています。 4/18チドメグサの花 4/24 ふたたび伸びてきました。 4/24 5/2 順調に伸びてきています。 5/2順調に伸びています 5/9 急に伸びてきたような気がします。 チドメグサの花が5〜6個咲いていますが、葉の色が薄くなってきた気がするので、観葉植物に液肥をやるついでにこの水槽にも少し入れてみました。どうなるでしょうか…。 5/9急に伸びてきた? テラリウム 魚などを飼うアクアリウムに対して、水上部分を作って植物なども育てるのをテラリウムというのだと思っていましたが、今はパルダリウムなどという呼び方もあるそうです。これらをひっくるめたのがビバリウム???

サバ料理

今週はサバ料理 今週はアジかメバルにしようかと思っていましたが、あまり店頭に並んでいなかったので、今回はサバ(マサバ)にしました。 大きさは40cmくらい。目は透き通り、肌は光を反射してきれいです。 サバ 三枚におろしてみると、身が柔らかかったです。カツオもそうですが、サバもこんなに身が柔らかかったんですね。あと意外と身が少ないかも…。 三枚おろし 骨に付いた身がもったいないので、スプーンですいて、とりあえずさんが焼きに。味噌と一緒に叩いて、しそで巻き、ごま油で焼きました。魚のすき身はとりあえずさんが焼きにすれば間違いなさそうです。 すき身のさんが焼き 1日目はサバの香味焼き(?) みりん、しょう油、味噌、しょうが・ニンニク(みじん切り)のタレにつけて、フライパンで焼き、仕上げにごま油と一味をかけて出来上がり。 ビニール袋でタレにつけて サバの香味焼き 身がふっくらとしてとても美味でした。今回はニンニクがちょっと多かったような気がするのと、あと、意外と中まで味が染み込まないものだなという感想です。 2日目はサバの塩焼き 塩をふって、シンプルに塩焼きにします。 皮目がきれいです サバの塩焼き 強火で焼いたから(?)皮が膨らんでいますが、身はふっくらとしてとてもおいしいです。日本のサバだからなのか時期的なものなのか、あぶらが少ない気がしましたが、むしろあぶらぎっていなくてちょうどいいです。 豆腐の味噌汁と白米とで、ザ・和食を堪能しました。(笑)

カツオのバルサミコソース炒め

カツオの炒めもの ちょっと洋風にバルサミコソース炒め 魚料理の本などを見て、昨日のカツオの半身を洋風の炒めものにしました。2食分(+α)なので、1食160円の計算。 せっかくの新鮮なカツオなのでもったいない気もしますが、2日目は悪くなっていると思うので、魚を買ってきた当日は刺身などにして、次の日は火を入れた料理にしようとやっています。 左側の半身(左が頭) カツオは皮も取って幅1cmくらいに切って下味(酒、しょう油、しょうが)を付けて、小麦粉をまぶし、両面を焼いてバルサミコのソースを絡めて汁気がなくなるまで火にかけて…。あとは先に炒めていた野菜(シシトウ、ピーマン)を入れて混ぜ出来上がり。少し濃い目の味付けですがおいしいです(語彙力…)。けっこうな分量ができました。 見た目は酢豚っぽくなりましたが、甘めのレシピだったバルサミコソース。たまたまバルサミコ酢があったので作ってみましたが、いっそのこと酢豚のような味付けにしたらおいしいのだろうか…? カツオやマグロなど、火を入れると途端に肉っぽくなりますね。 下味を付けます 両面を焼いてソースを絡めて カツオのバルサミコソース炒め。見た目は酢豚っぽい…?! あと、すき身はもったいないので、塩をぱらぱら振って少し叩いてオリーブオイルで焼きました。これは明日以降のおかずに。 すき身は焼いて 以上、週末のカツオの料理でした。

カツオの刺身とたたき

カツオの刺身とたたき 目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ この時期のカツオを初ガツオと言うそうですが、今日の魚は、ちょうど今が旬のカツオにしました。 大きめのマトウダイにも惹かれたのですが、量が多かったので(あと値段…)、カツオ、一本640円にしました。自分でおろそうと思いましたが、やってもらって大正解! 大きさといい魚体の扱いといい、まだまだ手に負えるものではなかったです。3枚におろしてもらって、身の部分2枚だけとなりました。大きさは30cmくらいです。 買い物から帰ってきたらそのまま冷蔵庫へ直行。 おろしてもらったカツオの身 カツオの刺身とたたき さて、調理を始めようと半身を取り出すと、まだ鱗が残っていたので、こそげ落として、真ん中で半分に。刺身用に1/4ほどの部分の皮を取りました(お腹のあたりは皮も食べられるのだとか)。 カツオの右側の半身(右が頭です)。右側の真ん中あたりに鱗があります。ちなみに、この縦縞は釣った時には横縞になることがあるそうです。 カツオの身側。真ん中で2つに分けました。多少骨があります。 とりあえず刺身用に切り分け、残りをたたきにします。 カツオの刺身(ただ切っただけ…) たたきは、ネットで見付けたオリーブオイルを使った少し洋風のものにしました。 といっても、やることはオリーブオイルでカツオの表面を少し焼くくらいで、あとはスライスしておいた新玉ねぎとしそ、すったしょうがを乗せ、レモン、しょう油、オリーブオイルをかけて出来上がり。玉ねぎを多く入れたので(血液サラサラ?!)、カツオは隠れてほぼ見えませんが、そのうちに玉ねぎにも味が回ってきて、これはこれで美味です。 カツオのたたき しょうががなくなったので刺身はワサビを付けましたが、あぶらも適度に乗って美味です。 たたきは火を通しすぎかなと思いましたが、そんなに悪くない加減で、あっという間にペロリと。 カツオの刺身 カツオのたたき 明日は半身を使ってまた別の料理に挑戦する予定です。

今週は真鯛!

魚の王様 今週の魚はなんと豪華に真鯛! …と言っても、おそらく養殖もので、他の魚と比べてとくに高いわけではなかったです。本に書いてあった通りでした。 魚屋で20cmくらいのものが、ひと山(2尾)で540円。食べるのは1食あたり半身の計算なので、1食135円(税込み)。 マダイ アジとかイワシなども、ひと山同じ値段で売られていて、それぞれ量が多かったり少なかったりという感じでした。クロダイ(チヌ)やカサゴ ハオコゼ (名前大間違い…)、コウイカなどもありましたが、びっくりしたのが、ボラ! 中国原産の淡水魚のソウギョとか何かが売られているのかと思いました。 ボラは水の汚いところにいるというイメージがどうしても払拭できないのですが、実は美味しいらしいです。刺身も美味しいとか。生活排水の流れ込んでいないようなところにいるボラなら食べてみたいです。そして70cmくらいの大きなものが、これも540円(!)で売られていました。ボラも大きさによって呼び名が変わりますが、このサイズはトドのつまりと呼ばれるくらいのもののようで、ひょっとしたら大きすぎて美味しくない可能性もありますが、そもそもこんなに大きいものは手に負えないので、真相はいかに…?! 刺身 とりあえず家に帰ってマダイのエラと内蔵を取って、何の料理にしようか悩みますが、やっぱりせっかくなのでまずは刺身を作ります。 魚体を処理していると、鱗がしっかり付いていて、骨もしっかり、そしてマダイのにおいがします(マダイ独特のにおいというか、養殖ものだからということはないと思いますが、どうなのでしょう…)。当然ですが、体の作りは魚によってぜんぜん違うなあと感じます。それにしてもまだまだ魚をさばく手際が悪いです…。 半身は皮を引いた刺身、もう片身は皮を残してお湯かけ(すぐ氷水で冷やし)たものにしました。さばくのが下手なため、見た目は悪いですが、さすがにどちらも美味でした。ついでに言うなら、骨に付いていたすき身も美味しいです。 マダイの刺身 頭などは出汁をとって、豆腐とワカメの味噌汁に。頬の身なども美味しいです。残ったのは骨とヒレだけ。 鯛めし もう1尾は塩焼きにしようかと思っていましたが、本を見ていると鯛めしが簡単そうなので作ってみました。 た大きな土鍋はないので、深さのあるフライパンにお米と酒、みりん、しょう油を入れて火にかけました。た