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11月, 2011の投稿を表示しています

夜空を見上げて

久しぶりに夜空を見上げてみました。 今日は木星が綺麗に見えています。縞模様も見えました。衛星は4つ。望遠鏡は相変わらず昔買ってもらった(卓上)望遠鏡ですが、昔のものなので(?)作りは悪くないのかなと最近思っています。 アンドロメダ銀河も見えましたが、やっぱり望遠鏡だとぼやっとしか見えません。アンドロメダ銀河を探すのは、まず双眼鏡でだいたい場所を探して、それから望遠鏡でじっくり探しています。(アンドロメダ銀河の探し方(自己流)ページを前に作りました)  双眼鏡を首にかけながら望遠鏡を覗いていますが、双眼鏡だけでも広い視界が見えていいですね。手ぶれしてしまうので詳しく見るにはちょっと辛いのと、あと天頂をずっと眺めると首がおかしくなりそうなので、寝転ぶしかないですね。スバルなんかは双眼鏡で十分綺麗です。  オリオン座(オリオン大星雲)は双眼鏡で見ても望遠鏡で見てもとても綺麗です。  ということで、今日見たメシエ天体は、M31とM42とM45(アンドロメダ・オリオン・スバル)。 東の方のオリオン座。 天頂にはスバル。

祈りを込めて

夕方から高幡不動尊(日野市)の萬燈萬華会へ。 久しぶりにお参りに来たら、新しいお堂が二つも出来ていました。  五重塔の地下では法要が執り行われており、理趣経の読経の声が響きわたる中、ひとりひとりに回されるお焼香の入れ物からは煙が立ち昇り、そして部屋に充満していました。 世界平和や人々の健康や幸せについての祈願が行われ、また今年は東日本大震災で亡くなられた方や被災された方へのお祈りも併せて行われました。 法要が終わると、次は五重塔での法要に移りました。雨がぽつりぽつりと降り始め傘を差す人も出てきました。 五重塔の外枠を取り囲むようにロウソクが並べられ、私も手渡してもらったロウソクに火をつけその中へ立てましたが、ロウソクの炎と共にいろいろな思いが空に上っていくように思いました。 五重塔は3月の地震で被害を受けたようですが、修復工事がなされたそうで、そういわれると、水煙の先から下の方まで新しくなっているような気がしました。 京王線の高幡不動駅から高幡不動尊までの道には、こんな風に灯籠が整然と並べられ、しっとり濡れた道路をほんのり照らしていて、綺麗でした。 こんな情景を目にしていると、まだ少し早いですが、もう年末になったんだなと思います。 午前中にテレビを見ていたら、宮沢賢治氏に関連した番組をやっていました。 『雨ニモマケズ』の朗読もされていましたが、やはり「…ワタシハナリタイ」で終わっていました。手帳にはこの後に「南無○○菩薩」などと何行か続き、 『雨ニモマケズ』は宮沢賢治氏のこういう仏教の思想があってこそのものだと思うので、その部分が紹介されないのは残念に思います。単なる感傷で書かれたのではないでしょうから。

雲の表情

昨日の強い雨と風がやみ、朝から青空が見えていました。 ところが、夕方になると空の様子が急に変わり、重く暗い雲があると思えば、夕焼けで赤く染まった雲もあり、西に沈む太陽に歩調を合わせるように、刻一刻と表情を変えていました。空の上でこんなことが起こっているのを知っているのか、知らないでいるのか、暗くなった道路を歩き去る人影が見えました。 〈追記〉この写真を撮った時に、都心~東の方は大変な雷雨になっていたそうです。

芸術鑑賞の秋

雨と風の中、町田の美術展へ。 町田市民文学館 ことばらんど 「孤愁の詩人・画家 蕗谷虹児」展  とても夢のある本の挿絵がたくさんあり、時間を忘れてじっくりと眺めていましたが、蕗谷さんがこれらの挿絵を描かれていた頃はいろいろな面で不遇な時代にあったそうで、素晴しい仕事が出来る人は、やはり時代や生い立ちなどに寄るのではなく、その人によるのだなと思いました。  印刷技術や紙の質などは当時より現代の方が格段に向上しているはずですが、 復刻版よりもやはり当時のものの方がいいと感じてしまうのはなぜなのだろう。 町田市立国際版画美術館 「驚異の部屋へようこそ!」展と「チベット密教版画」展 「驚異の部屋へようこそ!」展ではエジプトは博物画から人体の解剖図や悪魔や骸骨やら花やらいろんな版画が展示されていました。とても詳細に描かれたものもあり、ひとつひとつをじっくり見ていたら何日あっても足りないくらい、とても充実した展示でした。 「チベット密教版画」展  チベットでは多くの仏教関連の施設や仏像・仏具などが破壊されて、それらを免れたデルゲの板木から1999年に刷られたものだそうです。これらの版木が残っていてほんとよかったと思います。  「驚異の部屋へようこそ!」展では悪魔とか骸骨とかの絵が多かったのでこの部屋へ入って救われた気になりました。  ただこれらのタンカ(?)はチベット仏教の教えがあってこそ意味をなすものなので、これは日本の現状にも言えることなのかもしれませんが、仏像や仏画をただ美術品として鑑賞するだけというのは、とても嘆かわしい風潮だと思います。  版画美術館を出る頃には、雨も風も強くなっていました。今日は戦闘機がよく飛んでいる。  冬のイルミネーションが始まっていました。イルミネーションを見るとクリスマスが近付いてきたんだなと実感します…が、夕方からは南の方からの風で気温がぐっと上がったようで、春になるのかと思ってしまうくらい暖かくなり、そこら中が結露していました。

冬型の気圧配置

 冬型の気圧配置が強くなると、関東平野は晴れて星空が綺麗になります。月が皓々と輝き、山中湖からのライブカメラでは、冠雪が仄明るく光っている富士山も見えています。18日はしし座流星群が見ごろに。

小春日和?

もう11月も半ばになろうとしていますが、それほど寒くもならず、小春日和とはいえないような暖かい日でした。日中は丹沢方面はそれなりに雲が出ていたように見えましたが、日が傾くと、夕焼けを背に富士山の綺麗なシルエットが見えました。静かな夕方は少し物悲しさを感じます。

五里霧中

雨上がりの富士山は、予想通り雪をかぶっていました。今日は綺麗な朝焼け。西の空には満月が。そしてまた今日も富士山を目指して西へ。 道志みちを抜けると山中湖は霧の中でしたが、籠坂峠を越えると富士山の姿が見えてきました。 道の駅すばしりでは富士山は見えていましたが、中腹には雲がかかり、これから晴れるのを期待して須走口五合目へ。 途中鹿に遭遇しながら須走口五合目へ上がってきました。雲の切れ間はありますが、案の定雲の中。雲の合間に見える青空がとても綺麗です。しばらく待ってみましたがさらに雲に覆われ… ガスで何も見えなくなってしまいました。山頂が見えればいい眺めですが、これだけの霧(雲)の中の静寂を経験するのもいいものです。さすがにこの時期は車も少ないです。 山を下ってふたたび道の駅すばしりに寄った時には、富士山は山頂まですっかり雲に覆われていました。 まだ時間が早かったので、忍野村にある「山梨県立富士湧水の里水族館」へ。ここは淡水魚だけを扱った水族館で、イワナやヤマメやサケの仲間などをメインに展示しています。チョウザメも飼われています。 日本の生きものの展示をしていて、普段見られないニホンザリガニやイバラトミヨなど、とても貴重な生きものも見ることが出来ました。 富士山は、小さな山が何度か噴火して今の大きな火山に成長したそうで、富士五湖の地形などいろいろ興味深いです。

富士山ぐるり一周巡拝

富士山ぐるり一周の旅。2007年に行った富士山ぐるり一周ふたたびです。富士山を中心に時計回りにぐるっと一周。このコースは、朝日に照らされる富士山~日中の富士山~夕日の照らす富士山と、ちょうど富士山を順光に見ながら走れるコースです。 今回は、白糸の滝は大雨(台風?)の影響で近くまで行けないとのことで、行程はちょっと変えました。実際の行程は、道志みち→道の駅すばしり→水ヶ塚駐車場→富士山新5合目→宝永火口→陣馬の滝→道の駅朝霧→山中湖→道志みち 今日はまず道志みちから道の駅すばしりへ直行。休憩した後、富士山の山肌をじわじわ高度を上げながら走っていきます。  水ヶ塚駐車場にて。富士山が近くに見えます。宝永火口と宝永山もよく見えます。  富士山新5合目~宝永火口へ。写真の上に見えているのが富士山頂です。富士山は近すぎると何だかちょっとよく分からないことになっています。上の方で歩いている人が何人かいました。 南側には箱根や伊豆方面の山々が望めます。今日は海は見えませんでした。 富士山新5合目~宝永火口の道。雲が出ているちょうど下あたりが宝永火口です。火口から煙が出ているみたいに見えました。今回は宝永噴火口(第一)の底まで下りてみました(宝永火口の様子は別の投稿をご覧下さい。動画も入れてみました)。 富士山を覆う石。 霧に覆われる宝永山(2,693m)。 左下が宝永火口。南側(写真右側)の斜面から風が吹きつけ、火口から上がってくると雲が出来ていました。山の天気は変わりやすいといいますが、やっぱり午前中が勝負なのでしょうか(この写真は12時頃)。 宝永火口はまるで煙を上げているよう。 富士山の南側には雲が湧き立ち、下界は何も見えなくなっていました。空には強烈に輝く太陽が。 新5合目駐車場のあたりから見た富士山頂。霧に覆われたり晴れたりと変わりやすい天候です。 富士山新5合目からずいぶん離れて、富士山の西側の朝霧高原付近(猪之頭)です。田貫湖に近い陣馬の滝を見に行きました。写真はその駐車場より。このあたりは湧水が豊富でまたその水はとても綺麗で、水路にはたくさんの水草が川の流れにそよいでいます。 陣馬の滝。源頼朝と関係した滝だとか。滝壷まで行ってみましたが、とても清々しい滝でした。水が綺麗で淀みなく流れているところはいいなとい

富士山ぐるり一周巡拝(宝永噴火口)

 山梨の方から富士山を見る機会が多いので、どうしても富士山は綺麗な円錐形をしていると思いがちなのですが、南東の斜面には宝永火口があり、その部分はがっぽりと削れています。近くで見る火口はスケールが大き過ぎて、何がどうなっているのかちょっとよく分からないことになっていて、その様子をうまく伝えられないのですが、まさに巨大なアリ地獄といったところでしょうか。  以前は火口の淵まで行きましたが、今回は火口の底まで下りてみました。  離れた場所(水ヶ塚駐車場)より見た富士山。宝永火口はこんな感じで富士山に横穴を空けています。手前にあるのが宝永山です。火口の左にある白く短い線のようなものがおそらく6合目(2,500m)の山小屋です。(とりあえず車で5合目(写真の左下の方)まで行き、)このあたりを歩いて火口に行きます。5合目からは少し登りますが、6合目からは少しのアップダウンだけで楽に行けます。ただ標高は2,500m以上あるのでご注意下さい。  宝永火口はこんな感じです。左上が山頂方面。写真だとスケールが伝えられませんが、写真右が宝永山(2,693m)。写真のちょうど中央あたりの火口の底まで下りてみました。ちなみにここは第一火口だそうで、写真右下側はまた別の火口となっています。第一火口の底から宝永山までは40分くらいかかるそうです。  火口の底から山頂を見上げたところです。写真上の白っぽいものが見えるところが確か山頂のあたりだったと思うのですが、ここから1,000m以上もあるのに、このスケールを表現するのが難しいです。ここで少し写真を撮っていると下の方(写真手前)から強い風とともにガスが吹き上げてきて、ちょうど丸く削られたこの火口の中で渦巻いていました。 【動画】(3倍速、音声なし)火口の底から山頂方面を望んだところです。雰囲気はちょっとは伝わるでしょうか。 【動画】ガスがすごい勢いで上がってきます(火口の淵を見たところ)。 【動画】火口からの帰り道。火口の底へ下りるときにはまだ晴れていたのですが、下の方から風が吹き付けて、ガスで視界が遮られたり、急に晴れたり、まさに刻一刻と状況は変わります。  帰りは南側にからガスが上ってきていて、雲も出来ていました。  今回もこの火口のスケールを表現することができなかったので、またリベンジしたいで