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5月, 2021の投稿を表示しています

人形使いとマスク

泉鏡花の「山吹」 昨年からの感染症予防で、花粉症でない人もみんなマスクをするようになりましたが、マスクというと、どうしてもある小説の話を思い出してしまいます。 曖昧にしか憶えていませんが、その話の内容は、旅の人形使いが、美しい姫の人形を扱う時、自分の汚い息がかからないようにマスクをしてどうのこうの、というものでした。 この話は誰が書いたものかすっかり忘れてしまい、川端康成だったかな、だとしたら探すついでに他の作品も読もうかな、などと思っていましたが、何気なく部屋の本棚を見ていたら、“泉鏡花”の名前が目に止まりました。ひょっとしてと思い、ネットで探してみると、案外簡単に目当てのものにたどり着きました。 探していた話のタイトルは「山吹」。作者は泉鏡花で、会話形式の戯曲です。 泉鏡花の「高野聖」は教科書に載っていたような気もするので、やはりこれが一番有名でしょうか。作品は青空文庫で読めます。 (青空文庫の作者の紹介を読んでいたら、川端康成や三島由紀夫が影響されたとあるので、あながち川端康成は遠くなかったのかもしれません) ・「 山吹 」(青空文庫) 泉鏡花の世界 それで「山吹」を久しぶりに読み返してみました。 人形使いに関しては、マスクとは少し違ったようですが、それ以外はだいたい想像していたとおりのものでした。 ただ、すっかり忘れていた、その他の登場人物と狂気に包まれた幽玄な世界、どちらかというと、こっちの方が話の中心ではないかと思いますが、ともかく、この世界観はやはり泉鏡花ならではのものだろうと、その文章に触れてあらためて思うのでした。 ……とまあ、マスクの世の中を見てそんなことを思う人なんて、誰かほかにいるのでしょうか。

トビウオの塩焼きとホッケの干物作り

トビウオの塩焼きとホッケの干物作り トビウオの塩焼き トビウオは、以前アゴだし用の干物をもらったことがありますが、普段はたまにスーパーなどで見かける程度です。今日の魚はマアジと天秤にかけて、そのトビウオにしました。1尾150円。 青魚は肌がきれいです。また新鮮な魚は目もきれいです。きれいなので写真が撮りたいですが、夏が近づき気温も高くなり、魚が悪くなるといけないので、写真を撮るのはスマートフォンの最低限にしています。でもやっぱり今度ちゃんとカメラで撮ろう。 エラと内臓を取ろうと鱗を取って捌いていると、2尾買ってきたうちの1尾はメスで卵が入っていました。この卵の中から大人になるのもいたのかもと、多少の罪悪感をおぼえつつ、内臓は何も考えず捨ててしまったのですが、卵はとびっ子などとして食べられるそうで(あの小さくて赤いつぶつぶのやつ、今思い出しましたが、入っていたのはもう少し大きかったです)、火を通したりすれば食べられそうだったので、とっとけばよかったです…。 …で、塩焼きにしました。グリルなので長いヒレが焦げてしまい、また内臓を囲むように細かい骨が多かったものの、蛋白で美味しかったです。 トビウオ(上がメスでした) さすがトビウオ、ヒレが大きい! 青魚は肌がきれいです トビウオの塩焼き ホッケの干物作り 魚屋で魚を見ていると、生ホッケというのがありました。1尾180円と安かったので、これも買ってきました。こっちも塩焼きにしようかと思いましたが、曇りという天気予報がはずれ、太陽が出ていたので、ひょっとして干物が作れるのではないかと、チャレンジしてみました。ホッケといえば干物です。 最初から開いてあったので、塩水に漬け、天日干しに。どのくらい干せばいいのかよくわかりませんが、一夜干しみたいな感じでもいいだろうと、表面が乾いてきた頃を見計らって(日が沈む時間を考えて)裏返しました。皮がザルにくっ付いて剥がれてしまい、見た目は悪くなってしまいましたが、魚からはあの干物のにおいがしてきました。 グリルの弱火でじっくり焼くと、よく見るホッケの干物の出来上がり! 塩が少し強かった気もしますが、安定の美味しさです! ホッケはこんな魚です 塩水に漬けているところ 身から天日干し 皮が剥がれ見た目が悪くなってしまいました 表面が乾いて干物のにおいがします 焼き上がりの皮目 よく見るホッケの

侘び草テラリウムの経過観察

侘び草テラリウム 4/11 もさもさになってきたので(とくにチドメグサが)、トリミングをしました。 4/11トリミング前 ずいぶん刈り込みました。 4/11トリミング後 4/18 チドメグサの花が咲いています。 4/18チドメグサの花 4/24 ふたたび伸びてきました。 4/24 5/2 順調に伸びてきています。 5/2順調に伸びています 5/9 急に伸びてきたような気がします。 チドメグサの花が5〜6個咲いていますが、葉の色が薄くなってきた気がするので、観葉植物に液肥をやるついでにこの水槽にも少し入れてみました。どうなるでしょうか…。 5/9急に伸びてきた? テラリウム 魚などを飼うアクアリウムに対して、水上部分を作って植物なども育てるのをテラリウムというのだと思っていましたが、今はパルダリウムなどという呼び方もあるそうです。これらをひっくるめたのがビバリウム???

サバ料理

今週はサバ料理 今週はアジかメバルにしようかと思っていましたが、あまり店頭に並んでいなかったので、今回はサバ(マサバ)にしました。 大きさは40cmくらい。目は透き通り、肌は光を反射してきれいです。 サバ 三枚におろしてみると、身が柔らかかったです。カツオもそうですが、サバもこんなに身が柔らかかったんですね。あと意外と身が少ないかも…。 三枚おろし 骨に付いた身がもったいないので、スプーンですいて、とりあえずさんが焼きに。味噌と一緒に叩いて、しそで巻き、ごま油で焼きました。魚のすき身はとりあえずさんが焼きにすれば間違いなさそうです。 すき身のさんが焼き 1日目はサバの香味焼き(?) みりん、しょう油、味噌、しょうが・ニンニク(みじん切り)のタレにつけて、フライパンで焼き、仕上げにごま油と一味をかけて出来上がり。 ビニール袋でタレにつけて サバの香味焼き 身がふっくらとしてとても美味でした。今回はニンニクがちょっと多かったような気がするのと、あと、意外と中まで味が染み込まないものだなという感想です。 2日目はサバの塩焼き 塩をふって、シンプルに塩焼きにします。 皮目がきれいです サバの塩焼き 強火で焼いたから(?)皮が膨らんでいますが、身はふっくらとしてとてもおいしいです。日本のサバだからなのか時期的なものなのか、あぶらが少ない気がしましたが、むしろあぶらぎっていなくてちょうどいいです。 豆腐の味噌汁と白米とで、ザ・和食を堪能しました。(笑)