スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

12月, 2014の投稿を表示しています

湘南

 2014年12月13日午後。久しぶりに湘南へ行く  低気圧が近くにあるためだろうか、今日はとても風が強い。そして海も荒れている。  砂浜を稲村ケ崎に向かって歩いていくが、潮は引いているはずなのに、海は陸に迫ってきている。砂浜は昔に比べ減っているようだ。  砂浜の風の吹きだまりでは目に砂が入り、まともに前を向いて歩けない。カメラのレンズにも細かい砂が入った。  江の島大橋は波をかぶり、海はあいかわらずうねっている。  日が落ちた後に見えた富士山は気高く、そして厳かだった。

夕焼け

 富士山のシルエットが見えそうだったので、久しぶりに夕焼けの見える場所へ行く。  宵の明星が輝く。宵の明星は英語で何というのだろうと調べてみると、ヘスペロス(宵の明星を司る神)というギリシア神話の話が出てきた。

 福島菊次郎さんの講演会へ。御年93歳のフォトジャーナリスト。原爆や水俣病や三里塚や軍需産業や学生運動やヒッピーなどなど、高度経済成長と同時にこの日本でもいろいろなことが起こっているが、情報としては知っていても、見ようとしなければ見えない世界だろう。また普通の人は見たくない世界かもしれない。福島さんのお相手をされていたアーサー・ビナードさんの話も面白かった。  写真パネル展も開催されていたが、すべてのパネルが展示されたのは初めてのことだそうで、実にたくさんの写真が展示されていた。また今後福島さんの写真は大学で保管されることが決まったようで、ひとりの傑出したフォトジャーナリストの仕事が後世へ伝えられていくのは、とても喜ばしいことだと思う。

12月

 気が付けば冬至を過ぎていた。早いものであと1週間ほどで今年も終わってしまう。 荒木経惟さんの「往生写集」(資生堂ギャラリー)写真展へ。生と死の写真展。アラーキーの写真を見ていると、モノクロフィルムで写真を撮りたくなってくる。