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9月, 2023の投稿を表示しています

コロナのキロク

あれは3年前 いや、およそ3年半も前の4月半ばのこと。 いつもなら21時を過ぎてもまだまだ帰宅する人たちでにぎわっているはずのJR品川駅の構内は、行き交う人もまばらで、 JR品川駅 JR品川駅 JR品川駅 プラットフォームに降りると、時間通りにやって来た山手線は窓が大きく開け放たれ、シートはガラガラ、主要な駅に着いても乗る人は少なく、ひと車両に数人しかいなかったほど。  そして、ブルーインパルスが都心を飛び、 ブルーインパルス ロックダウンの象徴としてレインボーブリッジが赤く照らされたり、 赤く照らされたレインボーブリッジ 今からするとまったくもって異様な状況で、まるで間違えて異界に足を踏み込んでしまったのではなかったかと感じてしまう。  それまでの日常はあっという間に非日常へと変わり、それを経験したあととなっては、もはやその記憶をなかったことにするわけにもいかず、異界の名残りを感じながら生きていくことになるのだろう。そんなことを思うのと同時に、今いる日常も!異界とは常に隣り合わせであり、明日と言わず、ふとしたきっかけで、あるいは今この瞬間から何が起こるかわからない、そして一度軌道を逸れた日常は、それまでのものから大きくはずれて、いいにしろ悪いにしろあらぬ結果をもたらすことになるのかもしれない。そしてそんな不安定な場所に立ち続けざるを得ないのが人の日常ということなのだろうか。

さようなら夏

涼しい夜  ずいぶんと久しぶりに、涼しい、というより肌寒く感じる夜。  夏になる前は部屋が30℃になっているとうんざりしていたけれど、酷暑を経験した後だと、同じ30℃でもこの程度かと感じていたりして、人間はこうやって気候に慣れていくのだろうか。いや、慣れるしかないというか…。  そういえば、何年か前に聞いた、とても寒い国に行っていたという人の話。冬はマイナス30℃などになり、そこで数年過ごしたあと日本に帰ってきたら、真冬なのに暑くて半袖でいたかったけれど、恥ずかしいからあえて長袖を着ていたとか。この話を聞いた時から、人間の体は時間をかければ暑さ寒さに対してかなりの適応力があるんだなと思うようになった。  これからもまだ暑くなる日もあるようで、季節の移ろいをゆっくり感じることがなくなってきたのかもしれないけれど、ここでひとまず、 さようなら、今年の夏。

お彼岸

暑さ寒さも彼岸まで  いつもこの言葉を信じて、夏の暑さももう少しの辛抱だと自分に言い聞かせているのですが、今日は夜から雨も降り−多少降り過ぎな感じもしますが−気温がずいぶん下がってきました。  暑さ寒さも彼岸までとはよくいった言葉だなぁと思いながら、一方で、お彼岸を過ぎても真夏日などになるような年が来るなら、それこそ地球温暖化が極まってきたのかと思うようになるのかもしれません。  また、昼間外を歩いていると、紅い彼岸花も咲いていました。ひと昔前は、彼岸花の頃は長袖を着てもいいくらいの気温で、空が高く、秋の気配が漂っていた記憶があるのですが、今年はそんな秋が来るのはもう少し先でしょうか。  季節の変わり目、今年は特に猛暑が長く続いたので、その疲れが一気に出てくることが多いのではないかと思われますので、がっくりと来ないようにしたいです。みなさまもくれぐれもお気を付けください。 巣鴨のお地蔵さま  先日、おそらく初めて巣鴨に行きました。おばあちゃんの銀座?などと呼ばれているあの巣鴨です。  用事を済ませたあとはもう日が傾き、あたりは薄暗くなり始めていたのですが、お地蔵さまの前では、通る人たちが門の前でお辞儀をしていて、最近はこんな光景を見ることもなくなったので、地元で慕われているお地蔵さまなのだろうと、なんだかしみじみ思いました。  ところで、巣鴨にはおいしいお団子屋があると聞いていたのですが、調べてみると数年前にお店をたたんでしまっていたらしく、とても残念です。 巣鴨地蔵通商店街 巣鴨のお地蔵さま