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9月, 2018の投稿を表示しています

多摩川の源流を求めて、笠取山

多摩川の一滴 東京を流れる多摩川。その源流はどうなっているのだろうか。最初の一滴を求めて、山梨県の笠取山へ行きました。 一ノ瀬高原へ 青梅街道を東へ走り、小河内ダム(奥多摩湖)を越えて、山梨県に入り、さらに山奥へと車を走らせます。そして途中から道をそれて、一ノ瀬高原を目指し一ノ瀬林道を北へ走ります。作場平の駐車場に車を停め、笠取山へ向かいます。まずは一休坂分岐を目指します。 登山道の横を流れる沢 登山道と沢 針葉樹 笠取小屋へ 一休坂分岐からは、東側の一休坂と西側の沢沿いの道に分かれますが、今回は一休坂を往復します。ここからは少し登っていきますが、木々の新緑が美しく、とても爽やかな山歩きです。ツツジも咲いていました。 ツツジの花 一休坂の登山道 一休坂の登山道 分水嶺へ 笠取小屋を越えて少し登ると、視界がひらけます。雁峠分岐をまっすぐ進み、まずは分水嶺に行きます。 笠取小屋から雁峠分岐へ 雁峠分岐 丘の上にある分水嶺です。多摩川、荒川、富士川に分かれるそうです。 多摩川・荒川・富士川の分水嶺 笠取山へ 分水嶺を下ってさらに進むと、笠取山が見えてきます。山頂まで道が一直線に続いています。 笠取山 道脇のスミレ 笠取山の登りはなかなか急な道が続き、上の方はさらに急になっています。 笠取山上部 山頂からはとても眺めがよいです(本当の山頂はこの少し東側にあります)。ここからは富士山や南アルプスも見えるはずですが、今日はどちらも霞んで見えませんでした。山頂にはシャクナゲの花が咲いていました。 笠取山山頂 笠取山山頂のシャクナゲ こちらが本当の山頂(1,953m)です。見晴らしはよくありません。 笠取山の本当の山頂 この先をさらに進み、山頂を巻くようにして、ちょうど山頂の南側にある水干 (みずひ) とよばれる多摩川の源流部を目指します。 ハナネコノメ 水干の碑と奥の岩の下部が多摩川の源流部です。 多摩川の源流部、水干 岩壁から水がじわりとにじみ出てきているようでした。ここから東京湾まで138km、どれくらいの時間をかけて流れていくのでしょうか。 多摩川の源流部、水干 水干の下

早春の尾瀬

ミズバショウの季節に 尾瀬は観光シーズンになると、鳩待峠までマイカー規制が行われ、一般車は乗り入れができなくなりますが、それ以外の時期に車で鳩待峠まで入れることがあります (2016年5月当時) 。今年は雪も少なく道路の心配もないようなので、ミズバショウの風景を求めて、マイカー規制が行われる直前を狙って車で訪れました。日帰りで尾瀬ヶ原をぐるっと回ります。 鳩待峠から尾瀬ヶ原へ 鳩待峠の手前に駐車場があり、そこから鳩待峠まではすぐです。時刻は6時過ぎ。靴紐を結び直し、ここから山ノ鼻まで下っていきます。昨年は雨が降り木道が濡れていたので、歩くのに注意が必要でしたが、今回は木道もほぼ乾いていて、歩きやすいです。山ノ鼻までは1時間ほど歩きます。 朝の鳩待峠 下の方に下っていくと、さっそく木道の脇にミズバショウが咲いていました。 木道とミズバショウ 道の脇には春の花が咲いています。 オオバキスミレ? ミネザクラ? オオカメノキ? 木の洞に咲くスミレ 並木の間を歩く 山ノ鼻の建物が見えてきた 研究見本園 山ノ鼻に着き、まずは研究見本園を少し散策。木道の脇にミズバショウが咲き、その奥には雪の残る至仏山。日が昇りミズバショウが明るく照らされます。とても爽やかな風景です。見本園だけでも尾瀬をじゅうぶん満喫できます。 研究見本園のミズバショウと至仏山 日に照らされるミズバショウ ミズバショウと至仏山 尾瀬ヶ原へ 山ノ鼻に戻り、今度は尾瀬ヶ原を歩いていきます。木道は北東の方向に伸びています。やがて池塘があらわれ、来た道を振り返ると、至仏山がきれいに見えます。去年の初夏と比べると、まだ緑も少なく、雰囲気がまるで違います。 振り返ると至仏山 進む方向には燧ヶ岳 (ひうちがたけ) がずっと見えています。 燧ヶ岳と池塘 そして、しばらく歩いていくと、パンフレットやポスターにあるような、ミズバショウと至仏山の景色を眺められる場所がありました。ただ花は盛りを過ぎているようで、写真もうまく撮れずじまいでした。 ミズバショウと至仏山 木道の間に咲くスミレ 前回は竜宮十字路までで引き返しましたが、今回はもう少し歩いて、下田代まで行きます。背後には小さくな