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芸術鑑賞の秋

雨と風の中、町田の美術展へ。

町田市民文学館 ことばらんど
「孤愁の詩人・画家 蕗谷虹児」展
 とても夢のある本の挿絵がたくさんあり、時間を忘れてじっくりと眺めていましたが、蕗谷さんがこれらの挿絵を描かれていた頃はいろいろな面で不遇な時代にあったそうで、素晴しい仕事が出来る人は、やはり時代や生い立ちなどに寄るのではなく、その人によるのだなと思いました。
 印刷技術や紙の質などは当時より現代の方が格段に向上しているはずですが、 復刻版よりもやはり当時のものの方がいいと感じてしまうのはなぜなのだろう。


町田市立国際版画美術館
「驚異の部屋へようこそ!」展と「チベット密教版画」展

「驚異の部屋へようこそ!」展ではエジプトは博物画から人体の解剖図や悪魔や骸骨やら花やらいろんな版画が展示されていました。とても詳細に描かれたものもあり、ひとつひとつをじっくり見ていたら何日あっても足りないくらい、とても充実した展示でした。

「チベット密教版画」展
 チベットでは多くの仏教関連の施設や仏像・仏具などが破壊されて、それらを免れたデルゲの板木から1999年に刷られたものだそうです。これらの版木が残っていてほんとよかったと思います。
 「驚異の部屋へようこそ!」展では悪魔とか骸骨とかの絵が多かったのでこの部屋へ入って救われた気になりました。
 ただこれらのタンカ(?)はチベット仏教の教えがあってこそ意味をなすものなので、これは日本の現状にも言えることなのかもしれませんが、仏像や仏画をただ美術品として鑑賞するだけというのは、とても嘆かわしい風潮だと思います。

 版画美術館を出る頃には、雨も風も強くなっていました。今日は戦闘機がよく飛んでいる。

 冬のイルミネーションが始まっていました。イルミネーションを見るとクリスマスが近付いてきたんだなと実感します…が、夕方からは南の方からの風で気温がぐっと上がったようで、春になるのかと思ってしまうくらい暖かくなり、そこら中が結露していました。

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