先日“ねむの木こども美術館”へ絵を見に行き、改めて思ったことは、例えばある風景を写真と絵画で表現しようとして、片方は何百万円もする機材を使って撮ったとしても、もう一方のたった一本のちびけた鉛筆で描いたものの方が強く印象に残り、その風景がより深く表現されているように思えるかもしれないということです。 そもそも写真と絵画を比べることがナンセンスだとは思いますが、共に視覚へ訴えかける表現手法として、写真の立場とは一体何なのかと思います。ある写真に対して、見る方・見せる方お互いに何らかの共通の土台がなければ、何も共感を得ることは出来ず、単なる自己満足になるのだろうと、自戒を込めて思います。
花、空、山、旅、スナップ写真を中心に、思ったことなどを書き綴っています。