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大山寺参りでお不動さま参り

 関東三十六不動尊霊場の第一番札所(発心の道場)である、神奈川県は大山寺へ。  登山(ハイキング?)をする人が多いようで、朝から車がいっぱいでした。童子像がある辺り(写真下)から歩いて両脇にお店の立ち並ぶ坂道・階段を登っていきます。  しばらく歩いて、大山ケーブルカーの駅の近くから山道(女坂)に入り、大山寺を目指します。  七不思議をいくつか通り過ぎて、川の音を聞きながら山道・石段を登っていくと、まず人気のないお堂(来迎院)に着きます。  お堂でお参りをして、左奥の石段を登っていくと、大山寺へと一直線に続く石段が現れます。両脇には童子像(三十六体?)がずらっと並び、上がった目の前にはすぐに大山寺の本堂が建ち、後ろを振り返ると、遠くには江ノ島や三浦半島が見えました。本堂の場所などは変わっているそうですが、大山寺の開山は755年だそうです。雨降山大山寺。  本堂でお経をあげている間にも、登山(ハイキング)をしている方達だと思いますが、何人もお参りに来ては去っていったようです。御朱印をいただき、ちょうどご開帳していたご本尊(国宝)のお参りをしてきました(300円でした)。  本堂を出ると空は雲が覆っていて、雨降山の名前にふさわしい天気になっていました。  以前大山を訪れたときは、ここからさらに山を登って阿夫利神社へ行きましたが(大山寺からけっこう大変だったような記憶があります)、今回はここで下山しました。帰り道は空が曇っていたので、ひんやりとしていました。  帰りがけには、「大山といえばやっぱりお豆腐だろう」と、山をずっと下り、市営第一駐車場の近くにあるお豆腐屋さんに寄ってみました。湧水工房というお店で、試飲で出していただいた豆乳が今まで飲んだことがない美味しさで、豆腐をいくつか買い、またおからをもらって帰りました。家に帰ってさっそく豆腐をいただくと、なんて美味しくてクリーミーなのかと、ついついカラメルソースをかけて食べるとまさにデザート。またおからはそのままマヨネーズなどであえてサラダにしましたが、これも美味しかったです。スーパーで買うお豆腐とはまるで別物。日持ちがしないのが本当に残念です。

徒歩でお不動さま参り

 午前中は他の用事で、午後から関東三十六不動尊霊場のお参りへ。行き先は途中で決めて、第24番飛不動尊と第23番橋場不動尊へ行くことにしました。そして橋場不動尊からの帰りに急に思い立って第22番浅草寿不動尊へも行くことにしました。  今日は歩いてのお参りです。本日の行程は、JR鶯谷から東北東へ隅田川まで行き、川沿いに下って浅草寺を目指し、最後は西へ歩いてJR上野駅へ戻るというイメージで、帰ってきて調べると8km以上ありました。今日は合計で10kmくらい歩いたようです。  JR鶯谷駅→(1.6km)→飛不動尊→(1.8km)→橋場不動尊→(2.0km)→浅草寺→(1.4km)→寿不動尊→(1.4km)→JR上野駅  鶯谷から隅田川の辺りを歩くのは今回が初めてでした。途中、吉原を通って行きましたが、車の通らないいやに広い道路があったり、ぐねっと曲がった道路の先にあった吉原大門の交差点には見返り柳という碑が建っていたり、お店があったりするのもそうですが、昔の名残りがあるようなないような何だか不思議な感じでした。以前、遊女の投げ込み寺と呼ばれた浄閑寺へ行ったことも思い出します。  東京スカイツリーはどんどん高くなっています。350mの第一展望台くらいまでいったようです。完成すると634mだそうでまだまだですが…。浅草寺は今日も賑わい、本堂は修繕中(?)で覆いがされていました。あんこの入っていないカステラ焼きをお土産に。

お不動さま参り

 空は白く晴れて、まるで初夏の陽気のなか、関東三十六不動尊霊場の札所参りへ。本日は“修行の道場”の三ヶ寺。  第十五番札所の宝仙寺(東京都中野区中央)。新宿の副都心に程近い場所にあるお寺です。大きな木が日を遮り、仁王門の向こうには、子供ならば所狭しと遊んでしまいそうな開けた境内に、三重塔と本堂がありました。  第十一番札所の三寶寺(東京都練馬区石神井台)。石神井公園の近くにあるお寺で、本堂の他に、鐘楼、大黒天堂、根本大塔、大師堂、お砂踏み場、如意輪観音の新しい観音堂、十一面観音の大きな像など、練馬にこんな立派なお寺があるとは思っていなかったので、少し驚きました。  境内には木陰がたくさんあり直射日光は気になりませんでしたが、それでも風もなくずいぶんと気温が高くなっているようで、体力を奪われます(練馬の今日の日中の気温を調べてみると29℃近くもありました…さすが練馬)。  三寶寺の隣には曹洞宗の道場寺というお寺があり、こんなにも立派な塔が建っていました。お寺の外の路地から見た風景は、京都ってこんな風情なのかと想いを馳せるほどのものでした。  最後に訪れたのは第十番札所の総持寺(東京都西東京市田無町)。田無の駅の近くにあるお寺で、阿吽の仁王門の裏には、同じような大きさで、確か広目天と多聞天の像がありました。御朱印をいただきにいくと、奥の方からご詠歌が聞こえてきたのが印象的でした。  今日訪れたところはさすがに都会にあるお寺だからでしょうか、またいい日和だったからでしょうか、お参りに来る人が多かったのが印象的です。  家に帰って御朱印と不動明王・童子の御影を見ていると、憤怒の御姿が一枚一枚増えていくという、秩父の観音霊場札所とは全く違う不思議な気持ちになります。

不動尊霊場と滝と宇宙

 神奈川県南足柄市にある関東三十六不動尊霊場(第二番)である、大雄山最乗寺へ。朝早く出たので国道246号も混んでいませんでした。  お寺に着くと川の流れがとても清々しいです。山門まで下り、あらためてお参りをはじめます。本堂では中へ上がらせてもらいお焼香をし、開山堂へお参り、金剛水をいただき階段を上ると、多宝塔の前には通行止めのロープがはってありました。確か前回は行けたはずだと思っていましたが、近くにある木が倒れそうになっており、それで行けなくなっている事を後から知りました。  結界門をくぐり、右側の石段を上がったところにある御真殿ではご祈祷が行われ、十人ほどのお坊さんの読経を耳にお参りしました。天狗の高下駄を見て、300段以上ある石段を上り奥の院へ。息も上がったその先では十一面観世音菩薩が奉られていました。  奥の院から御真殿へ戻り、そして不動堂へ下ろうとしましたが、ここにも通行止めのロープがあり、実際すぐ近くには裂けた杉の大木があり、石段の上から不動堂を見下ろす形でお参りしました。近くまで行けなかったのはちょっと残念でしたが、ここを通れるようになるには少し時間がかかりそうな様子でした。  帰りにまた金剛水をいただき、座布が並べられた僧堂では、ここで座禅をするんだなと思いながら、先ほどすれ違ったお坊さんを思い出し、そして最後に総受付で関東三十六不動尊の御朱印をいただきました。最乗寺は清瀧不動尊と制叱迦童子のお姿でした。せいたか童子なんですね!  最乗寺を後に、ちょっと離れたところにある日本の滝百選・洒水の滝(しゃすいのたき)へ。何年か前に落石(崩落?)があったそうで、前回同様に滝壷の近くまでは行けませんが、今日は水量も多いようで、水しぶきを上げながら大量の水がごうと流れ落ちていました。  洒水の滝から国道246号を走り(対向車線は渋滞でした)、関東三十六不動尊霊場(第一番:大山寺)のある大山へ向かいましたが、さすがに今日は人が多かったようで、駐車場もいっぱいだったので日をあらためてまたお参りに行きます。  次に、まだ時間が早かったので、急に思い立ってJAXAの相模原キャンパスへ行くことにしました。ちょうど“小惑星いとかわ”から砂を持って帰る「はやぶさ」の帰還が近付いていたので気になっている場所でした。展示室には「はやぶさ」の実寸模型があり、またこれまでの日本の衛星や

5月へ

 八重桜が強い風に揺れ、花びらが舞い上がっていました。藤の花ももう咲き、爽やかな香りが漂い、そして何かの花粉も飛んでいたようで、そうして夕方の南の空には宇宙ステーションを、その後、丸く明るく昇ってきた月を久しぶりに見ました。

桜巡礼(福島にて)

 ここは福島県の三春町。まず目指したのは日本三大桜のひとつである“滝桜”。開花を始めてから2度雪が積もったようですが、ちょうど満開の季節を迎えています。  早朝6時過ぎ、もうすでに駐車場は渋滞をはじめるところでした。(駐車場が無料になったかわりの)入場券を買い、滝桜へと向かいます。離れた場所から見ると思っていたより小さいのかなと思いましたが、近くへ寄って見るとさすがとても立派な桜です。樹齢は千年以上だそうです。正面を除いて近くへは立ち入れないようになっていますが、この方が桜にとっては良さそうです。  まだ雪が残り、ひんやりとした清浄な空気の中で、朝の太陽に照らされた薄いピンク色の樹がとても綺麗でした。  だんだんと人が増えてきた滝桜をあとに、三春町にある桜を見に行きました。  最初は“福聚寺の桜”。ここは芥川賞作家でもいらっしゃる玄侑宗久氏のお寺です。今年の秋には『アブラクサスの祭り』が映画化されるそうで、町をあげて盛り上がっているようです(内容を忘れてしまったのでもう一度読み返さなければ…)。  山門の奥にあるのが福聚寺の桜です。パラパラと雨が降ったりやんだりの天気で、静かに佇んでいるという風情でした。  次の写真は“お城坂枝垂れ桜”といわれる桜です。大きな枝垂桜が何本か、幽玄という言葉がぴったりと当てはまる雰囲気で花を咲かせ、そしてこの桜はなんと個人のお宅の敷地内にある桜だということで、とても驚きました。また三春町へ来て驚いたことがもうひとつ。それはサンシュユや梅や椿や菜の花や水仙がいっしょに咲いていることでした。  急に降ってきた雨を避けようと入った大きな椿の木蔭、たくさんの濃い桃色の花をつけた木の下にはお稲荷様の小さな祠があり、やっぱりこの天気は狐の嫁入りかと物思いに耽っていました。  この他にも三春町にはあちらこちらに桜があり、春爛漫の季節が続いているようでした。  三春町を離れて、最後に訪れた桜は“合戦場の桜”。二本の桜がまるで一本の桜のように咲き、“大林の夫婦桜”の名前もありました。若々しく元気のありそうなとても綺麗な枝垂れ桜で、裏山から見た枝ぶりも素敵なものでした。

ツルニチニチソウ

 何十年ぶりかにこの季節に雪が降り、積もりました。十年以上も育てている鉢植えのツルニチニチソウは最近よく花を咲かせるようになり、花びらに付いた雪解けの雫が、ちょっとだけ顔を出した太陽に照らされ、キラキラと輝いていました。