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恐山へ

10月26日(土)  08時28分 東京発新青森行き 東北新幹線はやて25号  11時29分 八戸着  12時13分 八戸発大湊行き 大湊線(快速しもきた)  13時54分 下北着 台風27号が連れてきた、雨、風とともに、北へ。 JR大湊線より、陸奥湾と恐山(右奥の山影)。

星空と夜明け

 12日の夜から、富士山須走口五合目へ星と日の出を見に行きました。  月も沈み、晴れて天の川も見えてはいましたが、日中気温が高かったせいか、ぼんやりとした空。いつか見た、台風一過のきりっと冴え渡った夜空はもう2度と見ることが出来ないのだろうか。 天の川。カシオペアやハクチョウ座。アンドロメダ星雲も見えていますが、この写真だとよく分かりません。 東の空とオリオン座。 車のフロントガラスに映ったオリオン座。 富士山のシルエットと星。 朝焼け。左下は山中湖。 朝焼け。 想像していたよりずいぶん下の方から太陽が出てきました。この位置は相模湾だとばかり思っていました。 一度雲に隠れて再び顔を出しました。 たまにはこんな写真を。 フジアザミはもう枯れていました。  夜と明け方の須走口は真冬の寒さでした。東京の真冬くらいでしょうか。こんな時期には人なんてあんまりいないだろうと思っていましたが、意外と車は多く、ひっきりなしに出入りしていました。麓に道の駅が出来たからでしょうか?  帰りは通いなれた道志みちから帰りましたが、ダンプカーはほとんど見なかったものの、山中湖へ向かう車とバイクが多く、今日は事故などにも3件遭遇しました。道志みちは狭くてアップダウンのあるぐねぐねした道で、道路沿いには人家もあるので、どうぞ余裕を持って運転してもらいたいです。

夏から秋へ

 秋のお彼岸も過ぎてようやく涼しくなり、キンモクセイが香り始めました。今年は少し遅いような気がします。そして今日は暖かくなったせいか、蝉が鳴いていました。  季節の変わり目は、空模様も変わり目。

目黒寄生虫館

世界で唯一の博物館 霧雨の降る10月5日、目黒(東京)にある目黒寄生虫館へ行きました。この博物館は世界で唯一の寄生虫の博物館として有名です。博物館の存在はずっと前から知っていましたが、行くのは今回が初めてです。入館料は無料で独立採算だそうです(募金箱が置いてありますので志を…)。 展示室 ビルの1、2階が展示室となっていて、解説とともに標本がずらっと並べてあります。いろんな体の形や生活史をもっていて、寄生虫は寄生虫であの手この手を使い、生きていくのに必死なんだろうなと思いました。人間の側も危害を加えられないように必死ですが。  8.8メートルのサナダムシ(日本海裂頭条虫)は人の体から出てきたそうですが、自覚症状はなかったそうです。左にぶら下げられているのは、同じ長さの白いひもです。サナダムシは英語でTapewormというそうですが、遠くから見るとまさにテープそのもの。  サナダムシの体のアップです。これだけ見ると寄生虫だとは思えない。 寄生虫研究 2階展示室の一角には、寄生虫研究のコーナーがありました。標本のスケッチを描きやすいように筆を改良したり、研究をするうえでの分厚い虎の巻を作ったり、研究への情熱が感じられます。 最後に 今の日本では、普段の生活で寄生虫を気にすることはあまりありませんが、衛生状態のよくない昔は、寄生虫というものはもっと身近な存在だったのだろうと思います。  標本はほとんどが白くなり、ガラス容器の中に綺麗に展示してあったので、気持ち悪いとは思いませんでしたが、けれど、もしこの寄生虫に色があって、生きていて、動いていたら…というのは想像しないことにします。

マグロのセリ見学(築地市場)

マグロのセリ見学へ もう2ヵ月以上も前の話になってしまいますが、7月20日の土曜日にマグロのセリの見学に、築地市場(東京)へ行ってきました。 リベンジ 実はこの前の週にも一度来ているのですが、なんと、朝の4時20分頃に到着したものの、すでに定員オーバーで見学できませんでした。そこで今回は3時30分に勝鬨(かちどき)橋近くの集合場所へ。それでももう10名ほど並んでいました。見学に来ているのはおそらく7割ほどが外国人でした。ひょっとしたらもっと多いかもしれません。  そして案内された部屋で待つこと約2時間(!)。ようやっと市場の中へ入ることができました。見学者は先着順に前半と後半に分けて案内してもらい、私は前半の見学です。 冷凍マグロ セリの行われる部屋へ案内され、通路の進行方向の左手にはクロマグロやミナミマグロ、右手にはキハダとメバチが並んでいました。ここで扱われているのは大きく5種類で、クロマグロ、ミナミマグロ(インドマグロ)、キハダ、ビンナガ、メバチです(名前に“マグロ”と付くのはクロマグロとミナミマグロだけ)。  マグロは全て冷凍のマグロで、部屋もとても涼しく、寒いくらいです。私はメバチがずらっと並んでいるところで写真を撮ったりしていました(フラッシュは禁止です)が、そこへちょうど仲買業者の方が来られて、マグロの頭に貼られたシールには、獲れた場所や国や重量などの情報が書かれていること、今日は曜日の関係で入荷量が少ないこと、体の形や肉の色などを見て品質を判断することなど、いろいろと教えてもらいました。 セリ開始! そしていよいよセリの開始です。台の上に乗った係の人がカランカランと鐘を鳴らし、いよいよセリが始まるころになると、急に人が増えてきました。係の人は番号と値段などを言っているようですが、全く聞き取れず、しかし淡々とそして滞りなくセリは進んでいるようでした。せりが終わりそうな頃になってくると、奥の扉がガラガラっと開けられ、マグロは次々と運ばれていきます。やはり鮮度が勝負なのでしょう、プロの仕事に舌を巻きました。 築地場内市場 セリが終わると同時に、前半の見学者も退場です。マグロの部屋に入ってから出るまでは、約20分くらいでした。まだ6時前なので、場内にあるお店を見学しながら時間をやり過ごし、お鮨を食べて帰りました。魚などを売っているいわゆる

初秋の秩父路

初秋の秩父路 横瀬の寺坂棚田 秩父はアニメの舞台(いわゆる聖地)になっているそうで、最近は若い人もよく訪れているようだ。そういえば、飯能から秩父へと向かう道の途中で、自転車に乗った中学生くらいの男の子たちを見かけたが、彼らもひょっとして秩父へと向かっていたのかもしれない。正丸峠を越えなければならないし、またそれまでもずっと上り坂が続くので、結構大変だと思うが、もし秩父を目指していたのなら、この体験はきっといい思い出になりそうで、少しうらやましくもなった。ただ交通量が多く、冬は道路も凍結するので、事故だけには気を付けてもらいたい。  正丸峠を越え、左手に武甲山が見えてくると、工場の煙突が見え、急に町の風景が目の前に広がってくる。今回は最初に、横瀬町にある寺坂棚田を訪れることにしていた。ここは春にも訪れた場所で、その時はちょうど田植えの最中だったが、気が付けばもう季節は秋の彼岸。彼岸花と刈入れ前の稲が見られるのではないかと期待しての訪問だ。  農協の脇の道を入り、坂道を上がっていくと、ちょうど棚田の上を走る道路に出ることができる。車を降りて棚田を見下ろすと、もう刈入れが終わり稲が干されている田んぼもあり、またちょうど刈入れをしている田んぼもあった。そしてそれらの田んぼと田んぼの間には彼岸花の紅い花が点在、あるいは群生して咲いていた。秋の日差しを受けた黄金色の稲穂と、田んぼの土手に生える草の緑、そしてこの彼岸花の紅い色が、美しい初秋の日本の原風景を思わせる。目線の先には武甲山の雄々しい姿があり、まだ夏の気配を残した水色の空を飛ぶからすの影。なんとも穏やかな空気が流れていた。  棚田の間の道を歩き、刈り取って積まれた稲を見ていると、これは豊かな象徴なのだという感覚が湧いてきたが、なんということはない、五円玉の絵柄を無意識に想像してのことだろう。足元ではこおろぎがたえず鳴いているが、そのなかにすずむしの声も聞こえていた。飼われているものではなくて、自然の中ですずむしの声を聞いたことがあっただろうか。 両神山麓のダリア園 秩父は四季を通じていろいろな花を愛でることができるが、今の季節は、秋の七草やダリアが楽しめる。何年か前には秋の七草巡りをしたので、今回はまだ行ったことのないダリア園に行くことにした。  ダリア園は両神の方の山間にあるようなので、秩父の街なかから