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雪の八ヶ岳(赤岩の頭)

雪の硫黄岳(赤岩の頭まで) 2月の厳冬期、Dさんと雪の八ヶ岳、硫黄岳へ行くことにしました。ここは初心者向けのコースで難しいところなどはありませんが(雪崩の危険はあります)、すこし距離が長いです。 冬の林道歩き 前日にDさんの家に泊まり、まだ暗いうちに美濃戸口へ。さすがに厳冬期の山は寒いです。車の中で準備をして林道を歩いていきます。雪山装備は重いので、この林道がけっこう長く感じます。夏なら車で入れるのですが…。 そしてようやく、やまのこ村・赤岳山荘に到着。少し休憩をします。ここは標高1,700mくらいで、温度計を見るとマイナス15℃。歩いているのでそこまで寒さは感じません。 遠くに阿弥陀岳 マイナス15℃ 車もいくらか入ってきています 赤岳鉱泉へ 美濃戸山荘から北沢の林道を通って赤岳鉱泉を目指します。この林道歩きも地味に長いです。途中からは沢沿いを歩くようになり、横岳が見えるようになるともうすぐ赤岳鉱泉です。雪の上に光が入ると、キラキラと光り、とてもきれいです。赤岳鉱泉ではアイスクライミングの練習ができます。そして間近に迫る横岳の岩峰群。真冬でもこの岩に登る人がいるのがすごいです。 小屋の脇で水分と栄養を補給。ずっと外にいると寒いので、アイゼンを履き、ピッケルを手に、頃合いを見計らって歩き始めます。 美濃戸山荘の前にも雪が 木々が白くなってきれいです 太陽が顔を出し横岳が見えてきた 赤岳鉱泉のアイスクライミング 間近に迫る横岳の岩峰群 赤岩の頭 赤岳鉱泉から登り始めて早くから体にこたえはじめ、休み休み登っていきます。林道歩きのペースが早かったのか、それともエネルギー不足か、単なる体力不足なのか…。Dさんに待ってもらいながらゆっくりと…しか登れません。木がまばらになると、八ヶ岳の核心部が目の前にあらわれます。すごい景色で見入ってしまいます。 林の中を登ります 深い色の青空と真っ白な雪 雪の斜面からは八ヶ岳の核心部がよく見えます(左から横岳、赤岳、中岳、阿弥陀岳) 赤岩の頭 雪の斜面にピッケルを刺しギュルッギュルッと乾いた音をさせながら一歩一歩登り、やっとのことで赤岩の頭(2,656m)に到着。パックを下ろしてしばらく休憩しま

冬の伊豆ヶ岳

冬の伊豆ヶ岳 今回行く山は伊豆ヶ岳という名前ですが、伊豆にあるのではなく秩父(奥武蔵)の山です。人気のある山だそうで、シーズン中は混むそうです。 電車に乗って 西武秩父線の正丸駅に車を止めようと思っていましたが、ちょうど満車になってしまい、しかたなく次の芦ヶ久保駅にある道の駅に車を止め、ここから正丸駅まで電車に乗って一駅戻ります。駅は日陰になっていて、うっすらと雪が積もっていました。 芦ヶ久保駅 車が止められなかった正丸駅に戻ってきた 山歩き 里山を歩いて、続いて山道を歩き、五輪山という広場へ出てきました。ここは地面が凍っていました。氷の上に土がかぶさっているというような感じです。 今回もあまり人と出会わず、静かな山歩きです。 空を見上げて 冬の乾いた山道 五輪山の休憩スペース(地面は凍っていました) 岩場 五輪山から少し行くと大きな岩が見えてきます。ここが男坂でチャートで出来ている岩に鎖が付いています。遠くから見るとそうでもありませんが、近づくとそれなりの斜度があります。Aさんは女坂の巻道を行き、山頂で合流することに。 岩は少し滑りやすく、鎖を頼りに登って見下ろすと、木々の葉が落ちているせいもあってか、見晴らしはよく、けっこうな高度感を感じます。遠くには冠雪した山々も見えました。 ※今(2019年現在)は入口にロープが張ってあるという情報も見かけます。 チャートの岩場(2017年2月当時) 近づくとそこそこの斜度で、鎖が付いています(2017年2月当時) 岩場の上からの眺め。遠くには雪山の山並み(左は浅間山?) 伊豆ヶ岳山頂 岩場をやり過ごししばらく歩くと山頂(標高851m)です。山頂はそこそこの広さがあり、何グループかの人たちが休憩をしていました。ここでお昼に。 山頂から子ノ権現へ向かって吾野駅で電車に乗るというルートもありますが、まだまだ時間がかかりそうだったので、今回はやめて、途中まで来た道を帰り、そこから正丸峠経由で下りることにしました。岩場は通らず女坂を行きましたが、女坂は岩場ではないだけで歩きやすい道ではありませんでした。そしてしばらく歩いて正丸峠の茶屋へ。 伊豆ヶ岳の山頂付近 伊豆ヶ岳山頂 枝ぶりと空がよく見える

冬の里山歩き:生藤山

生藤山で里山歩き 冬の低山歩きに、東京都(山梨県?)の生藤山 (しょうとうさん) へ。アクセスがあまりよくないのと地味な山のため(?)人もあまり見かけませんでした。 最初は舗装路を歩き、里山の風景を眺めながら、林の中の道をゆっくりと登っていきます。ここは春には桜並木で有名だそうです。 里山歩き 山の神社 里山歩き 里山と行っても標高は少し高めなので、途中から少し雪がありました。下りは少し滑りますが、歩くのに問題はありません。ベンチのある場所からは木々の間に富士山が見えました。 そして山頂(990m)に到着。山頂はあまり広くありませんが、富士山が見えました。 持ってきたカップラーメンで昼食。 最近使っている山専ボトルは保温性がかなり高く、熱湯を入れておけばなかなか温度が下がらないので、カップラーメンくらいなら注ぐだけで出来上がります。今回はせっかくガスを持ってきたので、とりあえず沸かして(すぐ沸きます)、注いで、3分間。山の上ではカップラーメンを食べるのが楽しみです。 雪が出てきました 日当たりのいい場所には雪はなく この程度の雪ですが、下りは滑ります 片側だけに雪がついていたり 富士山がきれいに見えました 生藤山山頂 カップラーメンの昼食(左上が山専ボトル) 里へ 帰りは来た道をそのまま戻りますが、途中で寄り道をして、甘草水という湧き水のある場所へ行ってみました。大和武尊 (ヤマトタケルノミコト) と関係があるそうです。 そして里へ戻り下山。 甘草水という湧き水(水は枯れていました) 山並み 里の風景 冬の里山歩き 冬は低い山でも快適に歩け、また木々の葉も落ちているので、展望もそこそこ期待できます。強い冬型の気圧配置になると関東南部はよく晴れることがあり、きれいな青空の中、静かにゆっくりと歩ける魅力があります。 2017年1月 生藤山 同行者:Aさん

雪の黒斑山から浅間山を望む

雪の黒斑山へ 年が明けて2017年、雪山の第3回目は雪の多い山にしましょうということで、浅間山の外輪山である黒斑山(標高2,404m)へ行きました。浅間山のまわりは火山活動のため入山が規制されていますが、黒斑山までは規制なく入れます (火山はいつ噴火するかわからないので、いうまでもなくあくまで自己責任ですが…) 。 登山開始 関越自動車道、上信越自動車道を走り、アサマ2000パークの駐車場へ向かいます。車を降りると地面も凍っていてけっこう寒いです。歩き始めてもなかなか暖かくならず、手袋も厚手のものに替えて歩いていきます。 林の中は風もなく穏やかで青空も見えるようになりました。青空が見えると、いかにもという雪の景色になります。今回は雪が多いのでここでワカンを履きます。金属製のカンジキで、これを履いていると足の沈み込み方が違います。 駐車場にて。スキー場は右後方、山へ行く人達は正面の林の中へ 一瞬青空も出てきた ワカン 林の中と外 林を抜けると風が強く吹き付け顔も冷たいですが、また林に入ると穏やかになったり。歩いているとかまぼこ型の小屋のようなものがありますが、これは、浅間山は活火山のため、外輪山であるこのあたりの山にも設置されている緊急避難用のシェルターです。 そして槍ヶ鞘というところへ出てきました。 林を抜けると風が強く寒いです 緊急避難用のシェルター 槍ヶ鞘。ここから下ってトーミの頭と山頂を目指します 黒斑山山頂へ 槍ヶ鞘から下り、急斜面(というより崖?)となっている右側から風を受けながら、ピッケルを手に登り返すとトーミの頭、そしてやがて黒斑山山頂に着きました。空は真っ白だったのですが、そのうちだんだんとガスが取れていき、青空が少しずつ広がり、浅間山が見えるようになってきました。 浅間山は、なだらかな斜面に雪が筋状に積もり、とても雄大な景色です。時間を忘れて見入ってしまいます。なんだか海のイソギンチャクのようにも見えました。右後方には八ヶ岳方面も見えるようになりました。 右側は急斜面(ほぼ崖?) トーミの頭。まわりは真っ白… 黒斑山山頂からの浅間山。ガスが取れてきました 浅間山 下山 下りは左手に浅間山を眺めながら斜面を下り、来た