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滝、新緑、そして富士山の滝子山

梅雨の前に滝の滝子山へ 行ってみたい山はガイドブックに付箋を付けて、次はどこの山がいいかとページをめくり、どんな山か想像を巡らせていますが、今回は本格的な梅雨の始まる前に、滝があり爽やかな山歩きができそうな滝子山(山梨県)へ行きました。 薄暗く荒れた登山道 登山口は林道脇のお地蔵さんのいる場所で、これだけいろいろと看板が出ているので間違えることはないと思います。この手前に駐車スペースがあります。トイレなどはありません。 滝子山の登山口 歩きはじめは針葉樹(植林)の道が続きますが、薄暗く、かなり荒れたままになっていました。いつからこの状態なのだろう。 荒れた登山道 荒れていました けれどもしばらく歩いていくと、途中から木々の様子が変わり、上を見上げると新緑が美しく、そして水の流れが清々しい道に入ります。 モチガ滝?と新緑 滑りやすい土の斜面を歩くこともあります。 滑りやすい道 ナメ滝 ナメ滝 節がどうしても動物の目に見えてしまう木 動物のような木 クリンソウ クリンソウ 防火帯は開けています。この道を登っていきます。 防火帯 カエデが綺麗です。 カエデ 山頂下にある白縫神社 白縫神社 滝子山山頂(1,610m)へ着きました。山頂はそれほど広くありませんが、山の上に飛び出ている感じで、見晴らしがとてもいいです。300度以上見えます。 滝子山山頂(ちゃんとした看板も建てられていました) 滝子山からのツツジと富士山。ここは山梨県の秀麗富嶽十二景に選ばれています。 滝子山山頂からのツツジと富士山 下山は来た道と同じコースを辿ります。帰りは気持ちにも時間にも余裕があるので、沢や滝の写真などを撮りながら下っていきます。 川に置いてある苔玉のよう 新緑とナメ滝 ナメ滝 新緑とモチガ滝? モチガ滝? モチガ滝? 岩の苔を見ていると、足元には小さなカエルが。何のカエル? 葉っぱと同化していたカエル 三丈の滝? 三丈の滝? 滝と新緑と富士山の滝子山 滝子山は山の途中から新緑が綺麗になり、沢沿いに歩くためとても爽やか、そして山頂からは富士山が綺麗に眺められ、いろいろと満喫できる山でし...

多摩川の源流を求めて、笠取山

多摩川の一滴 東京を流れる多摩川。その源流はどうなっているのだろうか。最初の一滴を求めて、山梨県の笠取山へ行きました。 一ノ瀬高原へ 青梅街道を東へ走り、小河内ダム(奥多摩湖)を越えて、山梨県に入り、さらに山奥へと車を走らせます。そして途中から道をそれて、一ノ瀬高原を目指し一ノ瀬林道を北へ走ります。作場平の駐車場に車を停め、笠取山へ向かいます。まずは一休坂分岐を目指します。 登山道の横を流れる沢 登山道と沢 針葉樹 笠取小屋へ 一休坂分岐からは、東側の一休坂と西側の沢沿いの道に分かれますが、今回は一休坂を往復します。ここからは少し登っていきますが、木々の新緑が美しく、とても爽やかな山歩きです。ツツジも咲いていました。 ツツジの花 一休坂の登山道 一休坂の登山道 分水嶺へ 笠取小屋を越えて少し登ると、視界がひらけます。雁峠分岐をまっすぐ進み、まずは分水嶺に行きます。 笠取小屋から雁峠分岐へ 雁峠分岐 丘の上にある分水嶺です。多摩川、荒川、富士川に分かれるそうです。 多摩川・荒川・富士川の分水嶺 笠取山へ 分水嶺を下ってさらに進むと、笠取山が見えてきます。山頂まで道が一直線に続いています。 笠取山 道脇のスミレ 笠取山の登りはなかなか急な道が続き、上の方はさらに急になっています。 笠取山上部 山頂からはとても眺めがよいです(本当の山頂はこの少し東側にあります)。ここからは富士山や南アルプスも見えるはずですが、今日はどちらも霞んで見えませんでした。山頂にはシャクナゲの花が咲いていました。 笠取山山頂 笠取山山頂のシャクナゲ こちらが本当の山頂(1,953m)です。見晴らしはよくありません。 笠取山の本当の山頂 この先をさらに進み、山頂を巻くようにして、ちょうど山頂の南側にある水干 (みずひ) とよばれる多摩川の源流部を目指します。 ハナネコノメ 水干の碑と奥の岩の下部が多摩川の源流部です。 多摩川の源流部、水干 岩壁から水がじわりとにじみ出てきているようでした。ここから東京湾まで138km、どれくらいの時間をかけて流れていくのでしょうか。 多摩川の源流部、水干 水干の下...

早春の尾瀬

ミズバショウの季節に 尾瀬は観光シーズンになると、鳩待峠までマイカー規制が行われ、一般車は乗り入れができなくなりますが、それ以外の時期に車で鳩待峠まで入れることがあります (2016年5月当時) 。今年は雪も少なく道路の心配もないようなので、ミズバショウの風景を求めて、マイカー規制が行われる直前を狙って車で訪れました。日帰りで尾瀬ヶ原をぐるっと回ります。 鳩待峠から尾瀬ヶ原へ 鳩待峠の手前に駐車場があり、そこから鳩待峠まではすぐです。時刻は6時過ぎ。靴紐を結び直し、ここから山ノ鼻まで下っていきます。昨年は雨が降り木道が濡れていたので、歩くのに注意が必要でしたが、今回は木道もほぼ乾いていて、歩きやすいです。山ノ鼻までは1時間ほど歩きます。 朝の鳩待峠 下の方に下っていくと、さっそく木道の脇にミズバショウが咲いていました。 木道とミズバショウ 道の脇には春の花が咲いています。 オオバキスミレ? ミネザクラ? オオカメノキ? 木の洞に咲くスミレ 並木の間を歩く 山ノ鼻の建物が見えてきた 研究見本園 山ノ鼻に着き、まずは研究見本園を少し散策。木道の脇にミズバショウが咲き、その奥には雪の残る至仏山。日が昇りミズバショウが明るく照らされます。とても爽やかな風景です。見本園だけでも尾瀬をじゅうぶん満喫できます。 研究見本園のミズバショウと至仏山 日に照らされるミズバショウ ミズバショウと至仏山 尾瀬ヶ原へ 山ノ鼻に戻り、今度は尾瀬ヶ原を歩いていきます。木道は北東の方向に伸びています。やがて池塘があらわれ、来た道を振り返ると、至仏山がきれいに見えます。去年の初夏と比べると、まだ緑も少なく、雰囲気がまるで違います。 振り返ると至仏山 進む方向には燧ヶ岳 (ひうちがたけ) がずっと見えています。 燧ヶ岳と池塘 そして、しばらく歩いていくと、パンフレットやポスターにあるような、ミズバショウと至仏山の景色を眺められる場所がありました。ただ花は盛りを過ぎているようで、写真もうまく撮れずじまいでした。 ミズバショウと至仏山 木道の間に咲くスミレ 前回は竜宮十字路までで引き返しましたが、今回はもう少し歩いて、下田代まで行きます。背後には小さくな...