スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

平和展へ

今年も平和展(第21回多摩市平和展)へ行ってきました。毎年欠かさず行っています。平和展には力を入れてくれているのでうれしいです。  展示のメインは森住卓氏(http://www.morizumi-pj.com)の写真展。  「核に蝕まれる地球」  福島の原発事故をはじめ、セミパラチンスクとかその他の地域の核実験のこととか、イラクで使われた(米英は認めていない?)劣化ウラン弾のこととかの展示です。同氏の写真を見ていて、カメラとはこういうもののために使うのだ、というようなことを教えられた気がしています。 (昨年買った『〈JVJA写真集〉3・11 メルトダウン』(凱風社)のカバーの写真も森住氏の写真でした。)  次の会場は、広島・長崎の原爆(毎年展示されているパネル)、と広島の千羽鶴の禎子さんのパネル展示。またこの地域にあった陸軍の弾薬庫の遺構の展示。  そしてベトナム戦争で使われた枯葉剤(ダイオキシン)被害の展示(西村洋一氏)。  枯葉剤の影響で、寝て起きて食べるというような、ただ生きるだけのことが困難なほどに障害を負って産まれた方々の写真が多数展示されていました。以前インターネットで彼ら彼女らの事を知り、まだベトナム戦争は終わっていないのだと思っていましたが、現在でもまだ終わってないです。  たまにニュースなどで見かける言葉に、「非人道的な兵器」というものがありますが、これはいつも思うけれど、発想としておかしい。人間(生物)を害するものに、人道的なものなんてあるはずがないし、しかも環境を汚染して、自然を破壊するおまけつき。人道的という言葉自体にも何か偽善的なものを感じますが…。

お墓参り

お墓参りは涼しい午前中に、と思っていましたが、朝から30℃。お墓は綺麗になりました。東京の方は7月がお盆だったりするので、みんなお墓参りは終わってるんだろうなと思っていましたが、手入れのされているお墓の方が少ないようでした。  夏に行くお墓参りが、なぜか、記憶によく残っています。  お墓参りの帰りに買い物に寄って、家に帰って、車を修理に出しに行って、歩いて帰って来て、歩いてまた取りに行って、買い物に行って、 と、いろいろ出たり入ったりしていたら、さすがにバテました。冷たいものを取り過ぎた気もしないではないですが…。夕立にでもなって、夜の気温が下がってくれれば、もう少し過ごしやすくなりそうなものだけれど、なかなかそうも行かないですね。

改修中。

改修中のベランダからの空と夕焼け。窓が開けられるようになって、風が通るようになったので、蒸し風呂状態からは解放されました。  今日は海の日、だったんですね。もともと祝日はその日に意味があって制定されたものだと思っているので、いまだにハッピーマンデーの意味が分からない。  何はともあれ、ヨーソロー。

蓮と睡蓮(秩父にて)

札所巡礼はいつも冬に行っているので、お寺へ蓮を見に行ったのは今回が初めてです。秩父は水も綺麗だし、花も綺麗だし、お蕎麦も美味しい。  札所12番のお寺(野坂寺)には大きな蓮の鉢がいくつも置いてあるので、蓮が咲いている時に見に行きたいと思っていました。蓮だけなのかと思っていたら睡蓮がたくさん咲いていました。蓮の花はつぼみが多かったので、花の見頃はまだまだ続くのでしょう。  札所25番の久昌寺。冬のお参りの時には全く気が付いてもいませんでしたが、こんな風に咲いていたんですね。  今日は札所巡りで歩いている方を見かけましたが、夏のお参りは熱中症にどうぞお気を付け下さい。

行ってみた。

ここ何週間か、金曜日ごとに反原発(脱原発?)のデモが行われているので、何はともあれ自分の目で見て感じなければ何も始まらないと、とりあえず一人で国会議事堂へ向かってみました。桜田門の駅から歩きましたが、議事堂に近付くにつれて大勢の人々の声が聞こえてきました。『再稼動反対!』の声とともに、大飯原発が再稼動したので、『再稼動撤回!』の声も多かったです。  過激な行動などは全くなく、とても平和的なデモでしたが、おそらく混乱を避けるために(?)歩道は一方通行に規制されていたり、道路も一時封鎖されたりしていました。子供を連れていたり、私のようにひとりで歩いている人もいたり、ここにいる人達は、そのほとんどが‘いわゆる普通の人達’だと思いますが、整然と列をなして歩いている姿を見ていると、丸木美術館にある原爆の図の署名する人々の絵(第10部署名)を思い出しました。

都内慰霊の旅(その3:千鳥ヶ淵)

最後は、靖国神社から歩いて皇居のお堀の方へ行き、お堀に向かって右の方にある千鳥ヶ淵の慰霊施設へ向かいました。正しい名称は「千鳥ケ淵戦没者墓苑」というそうです。  大戦中に海外で亡くなった日本人は一般人を含め約240万人にもなるそうです(wikipediaより)が、千鳥ヶ淵は、その亡くなった方々のうち、身元の分からない遺骨や引き取り手のない遺骨を納めるための慰霊施設で、日本における無名戦士の墓というような位置付けの場所です。戦争が終わり70年近くが経ちますが、まだまだ日本へ戻っていない遺骨はたくさんあるそうで、毎年増える遺骨のために墓苑の中に新たに施設が作られたりしています。  今まで千鳥ヶ淵の名前だけはよく聞いていましたが、やっとのことでここへ来ることができたという感じがしています。白菊の花を一輪買って、墓前へお供えしました。工事の人以外には人は誰もおらず、慰霊にはとてもよい、心静かでおだやかな時を過ごすことができました。出来ることなら、みなさん無事に帰って来て欲しかった。 一輪の白菊を買って、お供えしました。 昭和天皇の詠まれた歌。 「くにのため いのちささげし ひとびとの ことをおもへば むねせまりくる」 対面にある碑にはは今上天皇の歌。 「いくさなきよを あゆみきて おもひいづ かのかたきひを いきしひとびと」 千鳥ケ淵戦没者墓苑にて。 千鳥ケ淵戦没者墓苑。 千鳥ヶ淵。桜並木で有名です。  夏至を過ぎてまだあまり日にちは経っていませんが、今日は秋の気配を感じる夕暮れになっていました。 (おわり)  2012年6月30日