カタクリの群落
東京の西へ
東京の西の方、大岳山を目印にするように新青梅街道を走っていき、丹沢や奥多摩の山々が近くなってきたと思うと、住宅街から少しはずれたところに、こんもりとした小さな林の山がありました。
斜面に咲くカタクリの花
都心ではソメイヨシノが満開を過ぎていますが、2週間ほど前の3月末はまだまだ寒く、上着が手放せない日が続いていましたが、そんななか、暖かな春の日差しを受けて、カタクリの花が斜面いっぱいに咲いていました。
カタクリは花びらが紫で下を向いているからなのか、シクラメンに似たような雰囲気ですが、種類はぜんぜん違うようです。
カタクリの群落 |
花を下から覗いてみると、紫色の花びらは中心に向かって白くなっていき、ぎざぎざの模様が綺麗です。
カタクリの花 |
まだ冷たい風に吹かれるたびに、小刻みにゆらゆらと揺れていました。
カタクリの群生地 |
カタクリは種で増えるそうですが、花が咲くまでに7年前後もかかるそうです。
1年目の葉がどんなものかというと、わずか数cmの松の葉先、あるいは緑の細い針金のようなものが地面の中から生えているだけのものでした。そのうちに葉が1枚出て、その葉を大きくさせていき、やがて葉を2枚出し、そして花を付けるそうです。
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