『神々の山嶺』(漫画)を読んで
前回の投稿からあっという間に3ヶ月ほども経ってしまい、いつものことながら時間が経つのが早すぎるとしみじみ感じています…。
そんななか、『神々の山嶺(いただき)』の漫画を読みました。夢枕獏さんの小説は2018年にネパールに行く前に読んでいましたが、その後、漫画があることを知り買い集めていたものの、流し読みしかしておらず、今回やっとちゃんと読みました。文庫版で全5巻。
エヴェレスト街道から遠くにエベレストを眺める |
ストーリーは忘れているところが多く、ああこんなこともあったなと思い出しながら読んでいました。ネパールの埃っぽさやカトマンドゥを充たしている独特なニオイを思い出しました。
それにしても、谷口ジローさんの描く山とクライマーの描写がすごいの一言に尽きます。額に入れて飾っておきたいほど。
自分はエベレストはもちろんのこと、富士山と同じくらいの標高より高いところへ登ったことはなく、壁もやったことはありませんが、主人公たちの攀(よ)じる山の、その空気感、高度感、息苦しさ、岩肌の冷たさ、緊張感、恐怖感、焦燥感、山頂に出た時の開放感、そしてその後に待ち受ける絶望感などがとてもリアルに伝わってきました。
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