想定科学アドベンチャー
STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)シリーズ
シュタインズ・ゲートの舞台:秋葉原(駅前) |
ずいぶん前に書こうと思って書きそびれていたゲームの話です。
“シュタインズ・ゲート”という名前はなんとなく聞いたことがあり、けれどどんなものなのかよく知らず、ずっと気になっていたのですが、どうやら元はゲームで、アニメにもなっているらしいというところまでわかりました。そんなことが頭の片隅にあるときに、ちょうど、SONY PSPの中古ソフトが500円で売っていたので、とりあえずやってみようということで、ほぼモンハンと初音ミクの専用機となっていたPSPを引っ張り出してきて、まずは充電をし、日付を入れ直したりして、カセットを入れて起動。
↑この中古です。
このゲーム「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」はいわゆるノベルゲームで、基本的には話を読み進めていくだけのものですが(会話は声優が演じてます)、たまに話の分岐点となる選択肢が出てきて、選んだ内容によってその後の話が変わっていきます。シュタインズ・ゲートの場合は携帯電話(当時スマホはなかった)が重要な役割を果たします。分岐した話は木の根っこ(ルート)のように広がっていき、いくつものエンディングを迎えます。
ゲームにはヒロインが何人か出てきますが、それぞれのヒロインにそれぞれのルートがあるというような感じでしょうか。しかし、それぞれのルートの話は他のルートの話とも複雑に絡み合い……すべてがネタバレになってしまうような気がして、いろいろと書くのがためらわれてしまうのですが、現実の世界とは微妙に異なる並行世界があり、その世界線という概念を中心にして物語は進んでいきます。時間SFや恋愛ストーリーが好きな人は楽しめるはずです。ルートによってはとてもシリアスな展開にもなります。ただ、2ちゃんねる、厨二病的な要素がふんだんに盛り込まれているので、それらを受け入れられないとやり進めていくのに抵抗があるかもしれません。
ゲームをやったあとにアニメを一気に見ました。アニメはゲームのひとつのルートを中心にして再編成されたもので、よくこれだけうまくまとめられるものだと感心して見ていましたが、ゲームをじっくりやると、アニメをより深く味わえるので、もしアニメで物足りなさを感じたらゲームもお勧めします。ゲームのすべてのルートを見るにはそれなりに時間がかかってしまいますが…。
ちなみに「STEINS;GATE ELITE」というソフトがあり、シュタインズ・ゲートのゲームというと最近はこちらのことを指すようですが、これはゲーム画面がフルアニメーションとなっているそうで、こちらはプレイしたことはありません。
シュタインズ・ゲートのもうひとつの舞台:お台場(東京ビッグサイト) |
そうこうしているうちに、Nintendo Switchで続編の「STEINS;GATE 0」、サイドストーリー(?)の「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」がひとつにまとまった「STEINS;GATEダイバージェンシズアソート」が割引販売されていたので購入。
「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)」は最初の「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」に繋がる話で、あるひとつの結果(設定)をベースにした、また別の角度からの話ですが、これもとてもよかったです。こちらもゲームをやったあとにアニメを見ましたが、ひとつのルートを中心にしつつも全体をうまくまとめてあって面白かったです。
「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」や「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」はファンディスクのような感じで、もし◯◯が△△だったら…というのがテーマで気軽にプレイできます。本編では見ることのできない話がいろいろありますが、「比翼恋理のだーりん」のまゆりルートの話(星屑のデュプレット)が好きで、クリスマスが近くなると見直したくなります。
↑Amazonでは通常版がないようですが、マイニンテンドーストアのダウンロード版では8,580円(税込み、2023年10月現在)で、よく割引販売を行っています。
音楽と声優陣
シュタインズ・ゲートはどれも音楽がいいです。印象的なシーンでよく使われているBelieve meという曲がとても切ないながら美しい旋律で好きな曲です。「STEINS;GATE 0(シュタインズ・ゲート ゼロ)」では音楽も重要なテーマとなっています。
また声優陣がとても豪華です。そのため、セリフを聞いているうちに、よりこの世界に入り込んでいるというのもあるのかもしれません。
…ということで、面白かったゲーム(とアニメ)の話でした。
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