積乱雲と雷
―まるでアニメのワンシーンを見ているようでした。
いつも夏のこの時期は、関東北部(おそらく埼玉の北部、群馬〜栃木のあたり)に積乱雲(入道雲)*が出ることが多いのですが、時には激しい雷を目にすることがあります。ある夕方、ふと北西の空を見上げると、夕日を遮るように湧き立つ積乱雲と、その中に光る稲妻が見えました。
積乱雲と雷 |
積乱雲は見る間に形を変え、そこへちょうど飛行機が雲へ向かって飛んでいき、まるでアニメのワンシーンを見ているようでした。
積乱雲に向けて飛ぶ飛行機 |
急いでカメラを三脚に固定し動画撮影を始めると、暗くなるにしたがって、雷はおさまるどころか、だんだんと激しくなっていきました。
遠くに見えるため音はわずかにしか聞こえませんが、雲の中を稲妻が走ったり、雲全体が明るくなることもあり、太古から続く地球の息吹、大気や水の織りなす大循環が感じられるようで、時間を忘れて見とれていました。
動画は少し長いですが、画面いっぱいに広げて見ると、この自然のいとなみが感じられるのではないかと思います。
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*「積乱雲」と「入道雲」
“積乱雲は、強い上昇気流によって鉛直方向に著しく発達した雲です。
雲の高さは10キロメートルを超え、時には成層圏まで達することもあります。
夏によく見られる入道雲も積乱雲です。”「出典:気象庁ウェブサイト (https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p2.html)」
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