メバルとアサリのアクアパッツァ
アクアパッツァとは?
今週も魚料理です。
今回はアクアパッツァという料理を作ってみようと思います。イタリアのナポリ料理だということだそうで、おしゃれそうなカタカナの名前ですが、作り方などをいろいろネットで見ていて感じた印象は、“漁師めし”です。もしくは港町の家庭料理。
作り方はいたって簡単で、白身のなどをトマトと一緒にオリーブオイルと塩水(海水)で煮るだけ。これが基本のようです。
魚は白身の切り身にしようと思いながら店に行くと、黄メバルと書かれた魚が、なんと、一盛(4尾)300円で売られていたので、ほぼ迷うことなく買って帰りました。1尾の見間違えかと思いつつレジに行くと、間違いなく300円+8%税で、少しホッと(?)しました。
アサリも入れてみようと思って買ってきました(1パック250円ほど)。アサリが高く感じる魚の安さです。
黄メバル
黄メバルはいわゆるメバルではなく、メバルの仲間の、おそらくハツメという魚のようです。大きさは20cmほど。身は柔らかいです。鱗、エラ、内臓を取って、調理するまで冷蔵庫へ。
アサリも砂抜きしておきます。
黄メバル(ハツメ?) |
すぐには食べないので、氷で冷やしながら下処理。 |
いよいよ調理
魚の身に包丁を入れて火が通るようにします。
ちょうどいい大きさのフライパンがなかったので、大きめのものを使いました。
まず、ニンニクをオリーブオイルで炒め、1度火を止めます。
魚を並べ、プチトマトと洗ったアサリをそのまま入れ、唐辛子1本と、カップ3/4の水に塩小さじ1くらいを溶かしたものをかけ入れます。
フライパンに材料を並べます(1度魚を逆向きに置いたので、少し火が通ってしまいました) |
フライパンのフタがなかったので、アルミホイルを上からかぶせ、そのまま強い弱火くらい(弱い中火くらい)で様子を見ながら火が通るまで(10分くらい?)煮たら、あとはフタを取って、煮汁(スープ)を魚にもかけながら、水気を飛ばすように火を入れます。
アルミホイルでフタをしました。 |
フタを取って煮詰めているところ。 |
アクアパッツァ完成!
お皿に盛り付けて完成。サラダとフランスパンとともにいただきました。
メバルとアサリのアクアパッツァ |
トマトの少しの酸味、そして魚自身とアサリから出たスープが、舌の上でほろりとくずれる上品な白身にからまり、口の中に魚介の幸の風味が広がります。
スープが残ってもったいないので、パンをひたしながら食べました。食べたあとに残ったのは、魚の頭と骨、そしてアサリの貝殻だけ。
南イタリアの“漁師めし”、ごちそうさまでした。
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