晩秋の丹沢表尾根縦走
初めての雪山の次は、トレーニングを兼ねて晩秋の丹沢表尾根の縦走へ。ここは見晴らしがよく、歩いていてとても快適です。三ノ塔までの往復だったり、塔ノ岳への往復だったり、何度か歩いています。ただシーズン中は人も多いそうで、コースタイム通りに行けないという話も聞きますので、余裕を持ったスケジュールが必要かもしれません。
ヤビツ峠
電車とバスを乗り継いでヤビツ峠へ。このあたりの山に登るときは、小田急線の丹沢・大山フリーパスという電車とバスのセット券がありお得です。塔ノ岳から大倉尾根を下っても渋沢駅から追加料金なく帰れるので、。
秦野駅で乗ったバスは狭い山道をぐるぐると標高を上げていきます。そしてヤビツ峠へ。今日はここから塔ノ岳を往復する予定です。バス停にはトイレもあり、靴紐を締めていざ出発。
舗装路をなだらかに下っていきトイレが見えたら左に登り、峠から25分ほどで登山口へ。車で来るときはこの左奥に菩提峠の駐車場があります。
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ヤビツ峠を振り返って |
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登山口 |
三ノ塔は富士山の好展望地
登山口からずっと登っていき、二ノ塔を経由して三ノ塔へ。二ノ塔まで来ると富士山が見えるようになるので、一気にテンションが上ります。三ノ塔の頂上はなだらかな丘のようになっていて、晴れていれば真正面に富士山が遮るものなく綺麗に見えます。ここに来るだけでも満足です。
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三ノ塔への登山道から見えた富士山 |
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三ノ塔からの富士山。右には冠雪の南アルプスの山々 |
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三ノ塔からの相模湾 |
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太陽に照らされた相模湾がきらきらと |
表尾根を歩いて塔ノ岳へ
三ノ塔の先から階段を下りていきます。これから歩く尾根がよく見えます。
表尾根は鎖場もあり、道が狭かったり、もろくなっていたり、日陰は霜で滑りそうになるところもあるので、じっくりと歩いていきます。アップダウンもそれなりにあるので、体力任せに歩くと疲れます。
途中休憩をしながら塔ノ岳の山頂へ到着。山頂は多くの人でにぎわっています。大倉尾根から登ってくる人が多いです。富士山の上の方は雲で隠されてしまいましたが、この景色を眺めながらバーナーでお湯を沸かし昼食を食べるのが至福のひとときです。
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丹沢の表尾根。左の奥にあるのが塔ノ岳(のはず)です |
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もろくなっている箇所もあります |
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塔ノ岳山頂 |
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富士山を見ながらの昼食 |
塔ノ岳からヤビツ峠へ、そして大山へ
ゆっくり40分くらい休憩し、来た道を引き返し、三ノ塔を通ってヤビツ峠へ。おそらく多くの人はヤビツ峠から塔ノ岳を通って下山し、ヤビツ峠と塔ノ岳を往復する人はあまりいないようです。そしてほとんど人とも会わずにヤビツ峠へ到着。
時計を見るとバスまでにはまだ時間があるようで、シリアルバーを食べながらうろうろしていると、目に入ってきたのはバス停の後ろにある大山
(おおやま)へ通じる登山道。暗くなるまでにはまだ時間もあり、大山を経由してもバスを使って帰れるので、足を伸ばすことにしました。
しばらく登っていると、途中でバテてしまい(いわゆるシャリバテ?)、休憩をはさみながらゆっくりと大山の山頂へ。まだ何人か人はいましたが、気温も低く風が吹いて寒いです。空から白いものもちらちらと舞い出しました。頂上ではあまりゆっくりせず、暗くなる前に下山します。
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ヤビツ峠のバス停 |
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遠くに相模湾 |
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ヤビツ峠、大山と阿夫利神社(下社)の分岐点 |
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山頂の神社 |
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奥の院 |
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大山山頂 |
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山頂からの風景(東方面) |
阿夫利神社と大山寺から下山
山頂からはひたすら下ります。急な石段を下ったら阿夫利神社
(あふりじんじゃ)へ着きます。山の中は薄暗くなってきましたが、ここは開けて少し明るく、また何度か来て知った場所なので、少しほっとしました。
そしてお不動産の大山寺を経由して無事に下山。だいぶ薄暗くなっていましたが、ちょうどバスが来たので乗り込み、伊勢原駅で電車に乗り帰宅。
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大きな杉の木(夫婦杉) |
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阿夫利神社から上の石段 |
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阿夫利神社(下からここまでケーブルカーで行けるようです) |
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大山寺(お不動さん) |
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大山寺下の石段(両脇に童子像) |
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月が綺麗だった |
晩秋の尾根歩き
今日はトレーニングのつもりで少し長く歩く予定にはしていましたが、それにしてもちょっと歩きすぎて、帰りのバスと電車ではぐったりでした。ただ丹沢の表尾根の縦走は景色もよく好きな山歩きです。
そして次回は2回目の雪山へ。
2016年12月上旬 丹沢表尾根(ヤビツ峠・三ノ塔・塔ノ岳、大山)
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