森と岩の天狗岳へ
はじめての北アルプス、そしてはじめてのテント泊をする前に、荷物を持ってそれだけ歩けるのか、体を慣らす意味も含めて、八ヶ岳へ行きました。選んだのは南八ヶ岳の天狗岳で、今回は少し長めの行程です。唐沢鉱泉を起点に
唐沢鉱泉の下にある駐車場に着くと、時間が早いにもかかわらず、けっこう多くの車が停まっています。駐車場が大きくないのもありますが、さすが人気の山だからなのでしょう。今日はここを起点に、おおざっぱに、南側の山を登ったところにある展望台、東に歩いて西天狗岳・東天狗岳、北へ向かい天狗の奥庭経由の黒百合ヒュッテ、そして南西の駐車場へ戻るという、反時計回りのコースを歩きます。
唐沢鉱泉(日帰り入浴もできます) |
展望台へ
唐沢鉱泉の前にある橋を渡り、森の中へと入っていきます。ここからしばらく、うっそうとした深い森の中を黙々と歩いて行きます。展望はほとんどなく、汗を絞られながらひたすら登っていきます。森の中を歩いていきます |
樹林帯を登っていきます。展望はありません。 |
空が見えるようになっても、ほとんど展望はありません。 |
展望台
森が終わると突然目の前が開け、八ヶ岳の連なりと濃い緑、青い空、そして遠く霞む山々が見え、開放感あふれます。しばし時間を忘れ、この雄大な景色に見入っていました。八ヶ岳の山々。中心左奥の三角は赤岳。右奥の山の連なりは南アルプス。 |
登ってきた山を振り返ると、遠くに中央アルプスが見えた。 |
西天狗岳へ
展望台からは東方面の西天狗岳へ向かいます。アップダウンを繰り返しながら、歩いて行きます。途中、また景色のよい展望台があったり、花もたくさん咲いています。いくらかアップダウンを繰り返します。 |
緑がきれいです |
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西天狗岳(左)と南八ヶ岳核心部の眺め。この下は崖ですが…。 |
西天狗岳へ
目指す西天狗岳がだんだん近づき、そのうちに岩のゴロゴロした斜面を登るようになります。Aさんは少し疲れぎみですが、頑張って岩に足を乗せて登って行きます。目指す西天狗岳 |
西天狗岳の斜面から歩いてきた道を振り返る |
岩のゴロゴロした斜面を登っていきます |
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こんな岩場を登っていきます |
西天狗岳
西天狗岳の山頂(2,646m)に着きました。山頂は広く、南側には八ヶ岳の雄大な景色が広がります。左側から、硫黄岳の爆裂火口、赤岳、阿弥陀岳が見えます。少し雲が湧いてきました。西天狗岳山頂 |
西天狗岳からの眺め。左には硫黄岳の爆裂火口、赤岳、阿弥陀岳。 |
東天狗岳へ
西天狗岳から一度下って登り返したところにあるのが東天狗岳です。道は特に危険なところもなく、ゆっくりと下りてゆっくりと登ると、そのうち東天狗岳の頂上(2,640m)に着きます。中央にあるのが東天狗岳。一度下ります。 |
西天狗岳の斜面 |
西天狗岳を振り返る |
東天狗岳に着いた。たくさんの人で賑わっていました。南側の景色はあまり変わらず。 |
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山頂付近から北東方向の眺め。 |
天狗の奥庭へ
山頂で休憩をし、さて下ろうかという時にAさんの足がつってしまいました。予想以上に暑かったためか、少し休んで落ち着いてから歩きはじめます。山頂にいた時にはあまり高度感は感じませんでしたが、下から見上げるとすぐ脇が崖になっていて、人が落ちやしないかと少しひやひやします。
ここからの下りは大きな岩がたくさんあり、これまであまり見たことのない風景です。下っていく先には、なだらかな北八ヶ岳の山々と蓼科山が見えています。
東天狗岳の山頂を見上げる。上にいる時はあまり実感がなかったけれど、すぐ下は崖で、ここから見ると少し怖い。 |
下る先にはなだらかな北八ヶ岳の山々と左奥に蓼科山が見える。 |
大きな岩が独特の景観を作り出しています |
天狗の奥庭
次の目的地である黒百合ヒュッテのある黒百合平を目指していますが、分岐点をまっすぐ下りて左へ折れる道と、分岐を左にとり天狗の奥庭と呼ばれる場所を経由する道があります。今回は後者を選びましたが、これがちょっと裏目に出てしまったかもしれません。天狗の奥庭は大きな岩がゴロゴロとしている場所で、奇岩と呼んでもいいような岩もあり、岩の上を歩いたりしますが、Aさんの苦手なコースらしくペースが落ちてしまい、なかなか黒百合平に辿り着きません。入道雲が見る間に巨大になっていき、このまま天候が悪化して雷雨になったら隠れる場所もなくまずいとは思いながらも、走れるわけではないので、気は焦りながらも、歩けるペースでゆっくりと進みます。
幸い天気は悪化することなく、途中振り返ると、左の東天狗岳、右の西天狗岳が綺麗に見えました。
雲の湧く夏の空 |
岩の多い景色 |
湧き立つ入道雲 |
天狗の奥庭の奇岩(?) |
天狗の奥庭の奇岩(?) |
天狗の奥庭は岩が多い |
左の東天狗岳と右の西天狗岳。手前はスリバチ池。 |
黒百合平
やっとのことで黒百合ヒュッテの建物が見え、最後の岩場を下って、小屋の入口に出ます。ここで休憩。甘いもの(アイス?)を食べると、気力と体力が急激に回復していくような気がします。天狗の奥庭から黒百合平へ下りる最後の岩場。 |
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黒百合ヒュッテ |
唐沢鉱泉へ向けて
時計の針もだいぶ進んできたので、駐車場のある唐沢鉱泉へと下っていきますが、苔むした岩の道が油断をすると滑りそうになり、これがまた歩きづらいです。なかなかペースも上がらず、体にもこたえます。太陽が傾き、だんだんと日がかげると、樹林帯の中は徐々に薄暗くなってきます。何としても暗くなる前に戻りたいと思いますが、なかなか終わりが見えず少しずつ気が焦ります。気力もなくなっていきますが、それでも歩いていくと、やっと登山道が終わり、唐沢鉱泉の源泉がありました。
苔むした森の中 |
唐沢鉱泉の源泉。淡い水色と苔?の緑で、ここだけ変わった光景です。 |
暗くなる前に帰ってきました |
テント泊へ向けて
夕方近くなってしまいましたが、何とか暗くなる前には無事戻ってきました。暑かったのもあり、体力はかなり消耗しています。八ヶ岳は花が多いので、写真を撮ったりしているとここでも少し余分に時間をとられてしまいます。
次回は、はじめての北アルプス、はじめてのテント泊ですが、こんな状態で果たして行けるのかどうか、少し不安が残ります…。
2016年8月上旬 西・東天狗岳(八ヶ岳)
同行者:Aさん
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