山は日帰り
これまで行った山は、すべて日帰りでした。(尾瀬で小屋に泊まりましたが、私の中では尾瀬は山とはちょっと違うかなと思うので、今回は外します。)
車で行けるキャンプ場でテント泊をしたことはありますが、山の上までテントを担いで登るというテント泊はやったことがありません。そもそも山小屋にすら泊まったこともありません。
ただ、山の上にテントを張って星が見られたりしたら楽しいんだろうなと、思うことは思っていました。まぁ、でも、実際にやることはないだろう、あんな荷物を持って山を登るなんて大変そうだし、お金もかかるし………そんな考えは、Bさんから聞くテント泊の楽しさの前に、あっさりと崩れ落ちました。
テント泊登山へのプロローグ
大自然を感じながら、満天の星に包まれ、鳥のさえずりを耳に、周りを気にせず過ごす自分だけの時間。テント泊の妄想は膨らみます。そして、テント泊だったら、最初に道具を揃えるのにお金はかかるけど、小屋に数回泊まったと考えたらすぐ元がとれるし…と考え始めた、いや、自分に言い訳を始めた時点で、もう買うことが決まったようなものでした。(そもそも小屋に泊まったことないし、これからそんなに泊まるつもりがあるのか…?!)もう後に戻るつもりもなくなったので、必要な道具を物色し始めました。
道具選び
Bさんにも話を聞きながら、本やネットを参考に道具を見繕うと、これがなかなか種類が多く値段もさまざまで、何を買ったらいいのか途方にくれてしまいます。けれど道具選びは楽しいです。Bさんの家にお邪魔して、現物を見ながらいろいろと教えてもらいました。まずはテント。いろいろなメーカーから出ていますが、どこのメーカーの何がどういいのか判断できないので、重さと値段などを考えて、最終的に決めたのは、モンベルのステラリッジテント2(1〜2人用)です。テント本体と雨よけのフライシートは別売りですが、フライシートの色が選べるようになっていたので、色選びも楽しみながら購入。
テントの下、または中に敷くシートも山用具屋で購入。
次に寝袋。ダウンと綿のもので値段がかなり変わってきますが、それに比例(反比例?)して重さも変わります。同じ性能のもので比べると、ダウンは高いけど軽い、綿はその逆です。そして丸めた時の大きさもダウンの方が断然コンパクトです。ずいぶんと悩みましたが、ナンガとのコラボ商品を見付けて、その3シーズン用にしました。
また、地面からのデコボコを和らげるため、寝袋の下にマットを敷きますが、これも種類が多く値段もピンキリで、ずいぶん悩んだ末に、とりあえず家にあった銀マットを使うことにしました。
これで、テントを張り、寝ることができるようになったので、あとはご飯を食べるための調理用具です。キャンプのように料理をしようとは思わないので、フリーズドライの食品を中心にするつもりですが、そのためにはお湯を沸かす道具が必要です。
ガスとかバーナーとか言っていますが、お湯を沸かすのに特化したものから、火力の強いもの弱いもの、オイルランプ式のものまで、これもいろんなメーカーからいろいろな商品が出ています。これもよくわからないので、世間でよく使われているという、カートリッジ式のガスに本体を直接取り付けるタイプのものを買いました。プリムスの153ウルトラバーナーとコッヘル(鍋)のセット商品です。この商品が良かったのは、コッヘルの中にガスカートリッジとバーナー本体をしまい込んでコンパクトにできる点です。Bさんからは、ガスカートリッジの下に付ける足があった方が安定していいということで、プラスチック製の三本足も買いました。(※バーナー本体には着火装置が付いていますが、高い山や寒いところでは着いたためしがないので、必ずやすり式の100円ライターを持つようにしています。でないとお湯が作れないので悲惨なことに…。ただこのライターも寒いと着きにくく、何度も着火させようとすると指が痛くなります。その後濡れても大丈夫な火打ち石みたいなのも買いました。)
そして最後に、これらの道具を入れることができる大きめのザックがないと話になりません。ザックはいくらいいものでも体に合わないとつらいので、お店で数種類のものを背負い、背負いやすさと値段とで、カリマーのクーガー50-75(荷物の量によって50L〜75Lに調整できます)にしました。腰のベルトがしっかりしていて、重りを入れて背負ってみても、しっかりと腰で背負えます。
最大の問題点
これで一通りテント泊用の道具は揃ったので、あとは私の体力です。これが一番の問題かもしれません。試しに道具をまとめて背負ってみると、かなりの重量が……。が、がんばらなければ。
2016年7月
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