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秀麗富嶽十二景の山。雁ヶ腹摺山と高川山。

紙幣に描かれた富士山

山に登っていて富士山が見えると、やっぱり日本一の山だななどと思ったりしますが、雁ヶ腹摺山の山頂から見た富士山は、昔の五百円札に描かれたほど美しいそうで、一度見てみたいとこの山を訪れました。
ちなみに、近くにある牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)は日本で一番名前が長い山だそうです。

雁ヶ腹摺山

山頂までは歩いて一時間程度ですが、早めに駐車場のある大峠に着くように行きました。トレッキングシューズに履き替えて歩きはじめます。登山道もたいへんなことはなく、新緑の中を歩いていきます。途中大きな岩があったりします。歩いているうちにガスが出てきたようで、山頂まであと少しというところでは、周りがずいぶん白くなりました。
雁ヶ腹摺山の登山道にて
雁ヶ腹摺山の登山道にて
雁ヶ腹摺山の登山道にて
そして山頂(1,874m)に着き、後ろを振り返ると、……当然まっしろ。
しばらく待っても何も変わらないので、また次の機会に来ることにして山を下ります。
雁ヶ腹摺山の山頂。ガスでまっしろです。
駐車場のあたりでは青空が見えました。山頂だけガスがかかっていたのか、変わりやすい天気だったのか…。まだまだ時間が早いので、このまますぐは帰らず、次は高川山を目指します。この山はまったくのノーマークだったのですが、山頂で話をした方に教えてもらい、地図も持っていることだし、せっかくなので行ってみることにしました。
大峠の駐車場にて

高川山

雁ヶ腹摺山から見て南側にある高川山。中央本線の線路を越していきます。道がよくわかりませんでしたが、なんとか登山口までたどり着きました。
ふたたび靴を履き替えて歩きはじめますが、草が生い茂り、クマ注意の看板がおそろしいです。スズメバチもこわいです。
男坂を登ります。それにしても、今日は初夏の陽気でとても暑い。標高が低いのもあるのかもしれませんが、とにかく暑かったです。途中ミヤマクワガタを見つけて、さすが昆虫王国の山梨!と思ったりしていましたが、汗をかきつつ山頂へと黙々と登っていきます。
高川山
ミヤマクワガタ
木々に覆われる
やっと着いた山頂からは、先ほどまったく見えなかった富士山がありました。まだ雪をかぶっています。さすが大月市秀麗富嶽十二景に選ばれるだけあって、山の姿が美しいです。
この山頂には犬が住み着いていたそうですが、このころにはすでにいなくなっていたようでした。
山頂で休憩していると、多くの人たちが登ってきては下っていきます。コースがいくつかあるようです。しばらくして私たちも山を下ることにしました。帰りは女坂を使いましたが、下の方は林道歩きでした。
高川山山頂からの富士山
駐車場に着き、歩いてきた道を振り返ると、濃い緑の木々の上のほうを、白い蝶(蛾?)が無数に飛んでいて、とても幽玄な雰囲気を感じました。
車に蝶が止まっていましたが、まったく逃げる様子もなく、人間に動じないくらいまだ自然が残っているのかと思いましたが、それともまったく逆で、このあたりにしか自然が残っていないため人間に構っていられないのかと思ったりします。
帰りには都留市の温泉、芭蕉月待ちの湯で汗を流して帰りました。

大月市秀麗富嶽十二景の山

五百円札の富士山が見られなかったのは残念でしたが、教えてもらった違う山に行くことができて、またそこから富士山を見ることができて、充実した山行でした。

2016年6月中旬 雁ヶ腹摺山・高川山

同行者 Aさん

コメント

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