富士山の絶景と快適な尾根歩き
年が明けて強い寒気が入ってきました。冬に強い寒波がくると、南関東は乾いた空気に包まれ、どこまでも澄み渡る青い空が広がります。
今回は神奈川県西部の丹沢、その中でも東側のヤビツ峠から三ノ塔へ登り、そこから西へ表尾根を通って塔ノ岳まで行き、また同じ道を帰ってくるコースを選びました。ちょっと長めのコースです。今回はひとりです。
ヤビツ峠
ひとまずヤビツ峠の駐車場で景色を眺め、さらに先にある菩提峠の駐車場に車を置き歩いていきます。
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ヤビツ峠の駐車場から相模湾と伊豆半島を望む |
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ヤビツ峠の駐車場から見える富士山 |
三ノ塔はやっぱり絶景
駐車場から登山道を登っていき、途中二ノ塔を経由し三ノ塔の頂上に着きました。ここからは富士山が真正面に見え、右奥には白い南アルプスの山々も見えます。やっぱり富士山が見えると見えないとでは雲泥の差で、思わずおーっと声が出てしまいます。山頂の下は緩やかに崖になっているので、遮るものなく、なおさらすっきりと見えます。以前はこの景色だけを目指してここに来ましたが、今日はさらに先を目指します。
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三ノ塔山頂からの富士山の絶景 |
塔ノ岳へ続く表尾根
山頂からいくぶん歩き、安置されているお地蔵さんの横から少し急な階段を下りていきます。
最初に着くのは烏尾山。三ノ塔から下るので山という感じがしませんが、ここには小屋とトイレがあります。ここからはこれから歩く表尾根が眺められます。塔ノ岳へは手持ちの地図のコースタイムで2時間ほど。けっこう遠いように見えますが、あそこまで2時間といわれても近いのか遠いのかいまひとつよくわかりません。少し休憩をして歩きはじめます。
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烏尾山から見た丹沢表尾根。中心右寄りの山が塔ノ岳(だったと思います)。 |
途中、不動明王の石碑?があったり、また、鎖場はちょっとギョッとしましたが、慎重に下りていけば問題ありません。尾根道は風があるので、遮るものがない場所などは足元が少し心もとなくなってきます。
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不動明王の石碑 |
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鎖場 |
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登山道 |
行者ヶ岳、新大日、木ノ又大日というところを過ぎて、最後の登りを頑張ると、塔の岳の山頂(1,491m)に着きました。南の方に見える海が綺麗です。そしてここからも目の前には富士山が見えます。三ノ塔で見たのよりずいぶん近く感じます。山頂は多くの人で賑わっていました。富士山を見ながらお昼を食べて同じ道を引き返します。ハンググライダーが飛んでいました。
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太平洋と伊豆大島 |
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塔ノ岳からの富士山 |
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塔ノ岳からの富士山 |
帰りはさすがに疲れているのもあり、なかなか長く感じられる道のりでしたが、無事に下山し、帰路へつきました。
2016年の登り始め
この時期の丹沢表尾根はシーズン外れのようで、雪もなく、歩いている人も多くなく、快適な山行でした。何といっても富士山の絶景が見られるのがとてもいいです。2016年の登り始めはなかなか幸先のよいスタートがきれた気がします。
2016年1月上旬
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