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3月, 2013の投稿を表示しています

サクラの園

 コンクリートの道路に散り敷いた桜の花びらを見ていると、目がくらむようだった。  頭上の桜の花びらと、地上の桜の花びらにはさまれて、一体この自分はどこへ行こうとしているのか。

スミレの園

 そろそろスミレが咲いている頃だろうと、裏の公園にスミレを探しに行くと、雑木林の道の両側にたくさんの小さな白い点として、そしてそれらがかたまりとなって咲いているのが見えた。上から見ると、花々はみなうつむいて咲いているかのようで、その場にしゃがみこみそっとのぞき込むと、花が咲いたあとに雨が降ったためであろうか、その花弁の多くには泥が跳ね返ったような黒いしみが付いていた。 花弁の色が濃いものは最近咲いたものであろう。しずくに濡れしっとりと、そしてひそやかに咲いていた。

雨の観桜

 今年も秩父へ桜を見に訪れた。秩父へは夜祭や札所巡礼やただの観光などでもう何度も行っているが、桜を見に訪れたのは二〇一一年の震災の年が初めてで、今回が三度目だ。  今日は朝からしとしとと雨が降り、花冷えの花見なった。花見というより、桜そのものを愛でたいので、「観桜」という言葉を使いたい。  訪れたのは昨年、一昨年と同様、札所二十九番の長泉院と清雲寺だ。清雲寺の境内には種類の違う樹も何本もあるが、一番古いものは樹齢六百年余り。六百年前といえば室町時代。室町時代から今日まで樹勢を良好に保たせるだけであっても大変なことだろうと思うが、その樹が毎年花を咲かせているのだから、その生命力の力強さ尊さには畏敬の念を抱かざるをえない。  雨が降るのを“あいにくの天気”だとよく言うが、雨でしっとりと濡れた桜の花びらは喩えようもなく美しく、むしろこの雨の日の巡り合わせを幸せと思いたい、そんなことを感じた秩父の桜であった。

桜の丘

道路に沿っていろいろな種類の桜が植えられている丘があり、ここは満開になっている樹や、まだあまり咲いていない樹などさまざまでした。電車の窓から見下ろすと、川沿いの桜も満開になっているようでした。

桜サイハテミク

桜とサイハテミクをブツ撮り。 カメラではなく携帯端末で撮ったので、いろいろ納得はいっていませんが、カメラで撮ってもこんなものかな…。やっぱりブツ撮りは難しいです。 顔の光の具合はこの写真が一番良さそう。けれど桜の花が暗くて綺麗じゃないですね……レフ板などを使ったらもう少しなんとかなるのかな。

春の花

気温が20度を越す日が数日あり、桜が急に咲き始めて、満開に近い木も出てきました。春の花もたくさん咲いています。 畑の脇に咲いていた花々。いろいろな色の野の花が咲いていて、まるで天国かと見紛うばかり。 アニメ映画『耳をすませば』の舞台となったロータリーに咲くサクラ。写真左下の奥に見える洋菓子店でクッキーを買ってきました。ちょうど高校生くらいの男女が歩いていて、何だか出来すぎなシチュエーション。 ロータリーより駅に近い所にある公園のサクラ。 日影にあるサクラの木も、花を咲かせていました。

春の花々

 昭和公園(東京都立川市)へ行きました。ここはその昔、米軍基地だったところです。秋にはコスモスや銀杏並木が綺麗だそうです。今回初めて行きましたが、想像以上に春の花が咲いていて綺麗でした。  東京ではソメイヨシノが開花したそうで、来週にはもう満開になるそうです。昭和公園のソメイヨシノのつぼみはまだ固そうだったので、開花はもう少しだけ先かな。 スミレの仲間は小さくて可愛くて綺麗でとても好きな花なのですが、種類はぜんぜん分かりません…。 福寿草は花期が長いとは知りませんでした。寒かったり暗かったりすると花は閉じるそうです。 まだ春の早いうちから咲くこのオオイヌノフグリも好きな花です。ひとつひとつの花がパラボラアンテナのように太陽の光を集めているように見えます。青い花というところも好きな理由のひとつかもしれません。 盆栽苑には樹齢300年とかいう盆栽もあり、人間なんかの動物とは生きている時間軸が違う気がします。

ただ気温が高いだけ

 初夏の気温のなかお墓参りへ。初夏といってもただ気温が高いだけで、梅の花は満開になっていましたが、これだけ暑いのに、広葉樹はまだ裸のままで、とても奇異な感じがします。日本中で一番、沖縄なんかよりも気温が高い(3月10日の話)っていうのは、なんとも納得しがたいです。  花粉がかなり飛んでいるようで、マスクを外すとしばらく鼻水が止まらないようになってしまいます。というわけで、晴れていれば彗星が日没後の西の地平線近くに見えるはずですが、花粉かホコリで空は霞み、飛行機雲以外何も見えませんでした。一回は見てみたいです。