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都内慰霊の旅(その1:横網公園)

初夏の陽気のなか、これまでにずっと行きたいと思っていた、都内の慰霊の場所へ出掛けました。その場所とは、両国にある関東大震災・東京大空襲の慰霊施設、そして、靖国神社、千鳥ヶ淵です。

横網町公園
国技館の北東の方向にあるこの公園には、関東大震災および東京大空襲の慰霊堂と納骨堂、資料室などがあります。納骨堂には16万人余りの方のご遺骨が納められているそうです。
以前、東京大空襲を体験された方から話を聞く機会がありましたが、都心ではあらゆるところが空襲され、焼死体が山になって積まれていたそうです。遺体をトラックに積むのですが、その数が多すぎて、ピッケルのようなもので積まれ、人間ではなくモノ扱いされてしまうのが悲しいとおっしゃっていました。空襲でも数え切れない方々が亡くなっていますが、東京に住んでいる人々で、一体どのくらいの人がこの事実を知っているのでしょうか。
私が今住んでいるところの近くは古戦場だったそうで、かつて激しい戦が繰り広げられていたようです。また河川敷は刑場になっていたこともあるそうで、普段何気なく歩いているちょうどその足元で、過去に人が亡くなっていたかもしれない。それは都心を歩いていても例外ではないと思います。観念的な話で先人達の屍を乗り越えて先へ進んでいくということももちろんありますが、実際この足元で、希望を抱きながら、また悲しみにくれながら、恐怖におののきながら亡くなった人々がいることを忘れないようにしたいと思います。

慰霊堂。壁には当時の写真や絵が飾られ、法要も行われるようです。奥に見えるのが納骨堂です。

納骨堂。16万余りの方々のご遺骨が安置されているそうです。

幽冥鐘。中国の仏教徒の方々より贈られたそうです。

空襲犠牲碑

『大正12年9月1日 関東大震災の時に、猛火と熱風にて溶解した、丸善ビル鉄柱・溶塊』(立て看板より)

公園の外に咲いていた紫陽花。

隅田川と鉄橋

このあと国技館の前の道路を南に下ったところにある回向院も行きました。人がたくさんいたので縁日か何かなのかと思っていたら、そうではなくて、みなさん塔婆を手にしていて、どうやら犬や猫の法要が行われていたようです。ねずみ小僧のお墓などがありました。

両国駅から総武線各駅停車に乗り市ヶ谷で下車。次の目的地の靖国神社へ。

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