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11月, 2009の投稿を表示しています

丸神の滝

 秩父遍路の道すがら、少し寄り道をして日本の滝百選に選ばれている“丸神の滝”を訪ねました。  道の駅両神から南の方へ走り、狭い道を山の中へと進んでいきます。バス停(下)のある駐車場からは、川の流れを横目に、山道をいくらか登っていきます(案内では20分)。  そしてまずあらわれる展望台。ここは3番目の滝の真正面で、水の流れを近くで感じることが出来ます。さすが滝百選に選ばれるだけあって、スケールもそこそこ大きく、水の音と流れが美しいです。  展望台からさらに急な山道を登った場所にある、もうひとつの展望台。こちらでは滝の全容を眺めることができ、下にいるだけでは全く想像できなかった滝の姿が一望できます。下の展望台では、こんなに山が深かったとは思いませんでした。  少し骨が折れますが、ぜひここまで足を運んでもらいたいです。  それぞれの季節で滝は美しい姿を見せてくれますが、冬からは木々の葉が落ち、滝の流れがよく見えるいい季節なんだと思います。また東京都でも氷瀑が見れますしね。  他の写真はこちらで(古い写真は削除されていきます)  動画も少しアップしました。

大菩薩に抱かれて

 秋の一日、奥多摩の方へ車を走らせました。  今日の行程は、相模湖・上野原方面→小菅村→白糸の滝・雄滝→丹波山村でした。  小菅村(山梨県)にある長作観音堂というお堂です。  長作観音堂にて。  小菅村にある白糸の滝。以前来た時よりも落葉はすすみ、展望台から滝の全景がよく見えました。  雨が降ったせいか今回は流量が多かったようで、虹のかかった滝壷の近くへ行くと、水しぶきの風圧を感じました。  白糸の滝から大菩薩の懐へと進み、雄滝も見て来ました。滝へ向かう道沿いの渓流は美しく、高さはそれほどありませんが、大きな岩盤をふた手に分かれて流れ落ちるさまは迫力があります。  左側の滝壷へ進んでいくと、水の音が急に激しさを増し、大木が流れ落ちてきそうな不安を感じながら、久しぶりの滝見を堪能していました。  小菅村から峠をまたひとつ越えて丹波山村(山梨県)へ。穏やかな秋の一日でした。  帰りはこのまま丹波山村→小河内ダム方面へ。午後はもうとっくに過ぎておやつの時間になっていましたが、ダムの方へ向かう車やバイクで長い渋滞になっていました。そして次第にこちらの道路も渋滞して、家に着く頃にはもう暗く星が輝いていました。  今日は滝の動画を撮ろうと、動画によく使っていたキャノンのカメラを持って行きましたが、ちょっとぶつけたからなのか、電池がなかったのか、電源を入れても瞳が閉じたままで画面は真っ暗、超高倍率とか動作が早かったりで重宝していたので残念です。(直すより買った方が安いんだろうなぁ…)

ある秋の一日

 そぼ降る雨が落ち着いたかと思うと、季節をひとつ飛び越えたような生ぬるい風が吹き、お昼を過ぎた頃には雲の裂け目から青空が見え、太陽の光芒が降り注いでいました。そして夕方には赤紫に染まった西の空。

チベット展

 秋晴れの一日、上野へ『聖地チベット展』を見に行きました。  想像以上に多くの仏像・仏画・仏具…などが展示されていました。中国“国家一級文物”などというものもあり、チベットが育んできた文化の結晶は素晴しいものですが、チベット仏教に精通していないので単なる美術品にしか見えませんでした。少しばかりの知識では、解説を読んでも「ふーん」としかいいようがなく、日本の仏像の展覧会でもそうですが、まず仏教がありそのうえでの仏像云々ではなく、ただ、こういう素晴しい美術品がありますという展示なのが(そういう勉強をしている方にとってはとてもよい機会なのだろうと思いますが)いつも残念です。数ある展示物のなかで、きらびやかな仏像や装飾品ではなく、お経が書かれた一葉一葉の紙が一番の宝物なのではないかと私には思えました。  出口にあるお土産スペースではいろいろな物が売られていましたが、ただチベット、チベットといいながら、ダライ・ラマ法王の著作物がひとつとして売られていないのに唖然としました。チベットと中国との関係は清の時代の紹介で終わっていたり、主催者側の意図がいろいろあるようですが、出口でこんな了見の狭いことを、しかもこの日本でやらなくてもと思います。珍しいものだけを見せるなんていう時代は、もう過去のものだと思っていましたが…。  美術館の外でチベットの現状を訴えていた方がいらっしゃいましたが、そこで焚かれていたお線香の香りがとてもいい匂いで、今まで見てきたものよりも、本質はむしろこっちにあるのではないかと思われました。  何はともあれ、この展覧会をきっかけにチベット(仏教)の事を知ろうという方が多くいらっしゃれば、それはステキなことなのだろうと思います。

秋の奥秩父へ

 昨夜までの雨風が幻だったかのような秋の一日、今年初めての紅葉狩りへ。西の山の方には沈みかけた丸い月が輝いていました。  行程は、山梨県勝沼・塩山→雁坂トンネル→埼玉県中津峡→秩父。  道の駅みとみにて。青空だけの快晴。1℃の空気が身を引き締めます。  雁坂トンネルを越え、中津峡へ。確かここへ来るまでの道路に“-4℃”の表示がありました。  三峯神社へ。黄色い銀杏と赤い紅葉が美しいです。  三峯神社本殿にて。  三峯神社。  昨年の秩父13仏めぐりの時にも来た大陽寺へ。杉の木立と山門が綺麗です。三峯神社からの林道では陽の当たらない場所にまだ雪が残っていました。  山門と銀杏の木の下に六地蔵尊。  大陽寺はこんな人里離れた山の中にあります。山肌が渋い色に紅葉していて綺麗でした。  今日は空気が澄んでいて武甲山もとても近くに見えました。秩父を離れた時にはもう薄暗くなり、途中で両神山のシルエットを見ながら、そして飯能への国道299号では山の上からまた丸い月がのぼってきました。

静寂

三峯神社にて

中津川峡谷にて

紅葉

1℃の空気

道の駅みとみにて