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交通社会

 飲酒運転はいけないということを啓発するために、よく『飲んだら乗るな、乗るなら飲むな』という標語(?)を目に耳にします。
 “乗るなら飲むな”というのはその通りもっともだと思いますが、“飲んだら乗るな”ということは、すでに酔っぱらった、素面の場合と比べて判断能力が鈍くなっている人に対してのものだろうと思うので、あまり意味をなさないむなしい言葉に思えます。泥酔している人ならなおのこと、刑罰だけを重くしてもそもそも判断能力が無いのだから、他の事件なら精神状態が普通ではなく責任能力が問えないということと同じなのではないでしょうか。人を殺したという感覚も薄いのでしょうし。
 そう思うと、やはりどなたかがテレビでおっしゃっていたように、アルコールが検出されれば車が動かないような仕組み(規制)が必要なのではないかと思います。しかも高級車だけではなく、どんな車やバイク(自転車)にでも簡単に取り付けられるような。そんなものは不可能なのかもしれませんが、交通事故の悲劇をひとつでもなくすためにこんなことを思います…。

 そしてもうひとつ。これは先日ある立体駐車場で見かけた光景ですが、前を走っていたワゴン車が狭いスペースに車を入れようとバックしていて、その様子を待ちながら見ていると、なんと子供を数人乗せたその車を運転している女性は、首と肩に携帯電話(薄いやつですよ)をはさんで顔を傾け、口を動かし大笑いながら運転しているではないですか!バックの車庫入れですよ。
 なんともまあ器用なものだと、どんだけ~と薄ら笑いのまま顔が固まってしまいましたが、運転中の携帯電話もやっぱり判断能力が鈍りますし、ましてや物損・人身限らず事故になれば被害者は当然、加害者にも悲劇が残るだけだと思います。人間はダメだと分かっていても出来ることはついついやってしまう単なる生き物に過ぎないと思うので、道徳やモラルでカバーできない所を、やはり機械的な仕組みで補うことが必要なのではないかと思います。

 事故に遭わないために自分の体を守る術を身に付けるのはとても重要ですが、それでも交通事故はどうしても起こってしまうものだと思います。ただ上記のような事故は人間の知恵で必ず防げるものだと思うので、自動車産業の技術面での進歩を強く願います。

 私も次にハンドルを握る時には、人を殺すことの出来るものに乗っているんだということを頭に置いて、気持ちを引き締めたいと思います。

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