以前にも記事にしたことがありますが、仏教の生まれたインドで、一億と言われる仏教徒たちの先頭を歩き続けている日本人がいます。名前は佐々井秀嶺(ささいしゅうれい)氏。現地では“Bhadant Arya Nagarjuna Shurei Sasai”という名前のようです。フジテレビのNONFIXという番組で何度か放送され、私が佐々井氏のことを知ったのもこの番組を見たのがきっかけです。
佐々井氏に興味を持ち始めてから彼の半生を描いた『破天』(南風社)という絶版の本をずっと探していましたが、古本には一万円近いべらぼうな値段がつけられていました、今朝新聞を見ていると新書になって刊行されるといううれしい広告が載っていて、突然のことでしたがさっそく本屋へ探しに行きました。
『破天』(光文社新書・山際素男氏)。新書でありながら本文は600ページあり、大きさといい厚さといいまるで聖書のようです。
インドには以前、反カースト運動のアンベードカル博士という方がいたのですが、佐々井氏は彼の後を継いで仏教徒の先頭に立ち現在に至っているということだそうです。
アンベードカル博士については、山際素男氏が他の新書で書かれていますが、カースト制度にも外れる“不可触民”(アンタッチャブル)などと呼ばれる人として生まれ、カースト制度で身分の低いとされる人々の反カースト運動の指導者となり、また政治家でもあり、インド憲法の草案を作成したりもしています。同じ時代にマハトマ・ガンジー氏がいますが、不可触民の解放については消極的だったそうで、日本などに伝わっているイメージとは相容れないものがあるようです。
佐々井氏の破天荒な半生が新書になって多くの人の目に触れられ、手に入れやすくなったのはとても喜ばしいことです。
佐々井氏に興味を持ち始めてから彼の半生を描いた『破天』(南風社)という絶版の本をずっと探していましたが、古本には一万円近いべらぼうな値段がつけられていました、今朝新聞を見ていると新書になって刊行されるといううれしい広告が載っていて、突然のことでしたがさっそく本屋へ探しに行きました。
『破天』(光文社新書・山際素男氏)。新書でありながら本文は600ページあり、大きさといい厚さといいまるで聖書のようです。
インドには以前、反カースト運動のアンベードカル博士という方がいたのですが、佐々井氏は彼の後を継いで仏教徒の先頭に立ち現在に至っているということだそうです。
アンベードカル博士については、山際素男氏が他の新書で書かれていますが、カースト制度にも外れる“不可触民”(アンタッチャブル)などと呼ばれる人として生まれ、カースト制度で身分の低いとされる人々の反カースト運動の指導者となり、また政治家でもあり、インド憲法の草案を作成したりもしています。同じ時代にマハトマ・ガンジー氏がいますが、不可触民の解放については消極的だったそうで、日本などに伝わっているイメージとは相容れないものがあるようです。
佐々井氏の破天荒な半生が新書になって多くの人の目に触れられ、手に入れやすくなったのはとても喜ばしいことです。
コメント
コメントを投稿