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夏の高原キャンプ その2

 霧の中の霧ヶ峰。太陽が昇り始めると次第に霧は薄れ、早々と朝食を食べ、テントを片付けます。

 今日はこれから霧ヶ峰~車山を目指します。朝のビーナスラインはほとんど車もなく、車山肩もすぐでした。車山は霧の中、秋を告げるマツムシソウなど花の写真を撮りながら散策していると(写真上4枚)、青空も見えるようになってきました。

 車山肩から高原風景を眺めながらビーナスラインを東へ、そして白樺湖から南へ下り、原村を通って清里を目指します。さすがに混雑している清里清泉寮)へ車を停め、ジャージーハットのソフトクリームの列に並び、付近を散策しました。清泉寮の横にはいろいろな花が植えられたハーブ・ガーデンがあり、すぐ隣の喧騒が嘘のようで、綺麗に手入れされた庭は見ていて清々しいです(写真中4枚)。

 清泉寮を後に冬はスキー場になるサンメドウズへ。夏場はユリが植えられ、リフトの下に咲く花々を自由に楽しむことが出来ます(写真中2枚)。

 今日は清里からまっすぐ帰らず、清里ラインを外れて寄り道をしました。「名勝大滝」の看板に誘われて道を下っていくと8台程の駐車場があり、そこから階段をまあまあ下りて滝を目指しました。滝見観音(?)前の橋は大体が金属で出来ていましたが、足元に渡してある木が朽ちている箇所があり、その下は増水したであろう川がごうと音を立てて流れ、小さな子供には危険であろう場所でした。滝は何段かに分かれているようで、一番下の滝が見えましたが、水は濁り、付近には小さな枝などの流木が散乱していました。苔むした杭が綺麗でした(写真下3枚)。

 大滝から南へ下るはずでしたが、途中からクリスタルラインに乗って走ってしまい、高須林道(舗装路)の峠を越え山を越えみずがき湖へ来てしまいました。山の向こうの入道雲を眺めつつ休憩し(写真下1枚)、気を取り直して増富ラジウムラインから中央道・須玉I.C.へ。

 中央道ではいつものように双葉S.A.に立ち寄り、展望台から甲府盆地を眺め、富士山も薄っすらと見ることが出来ました。食事をして休憩していると夕焼けになり、おぼろ月も加わって、夏の旅を締めくくるのに相応しいような空になりました。

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