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投稿

雨上がり

 外にいる時間が少ないので、晴れているのか、雨が降っているのか分からないことが多いが、今日の都心は雨が降ったようで、建物から出ると強い光が差していたが、木の葉っぱからはいまだ雫がぽたぽたとたれ、それを雨と勘違いしてか、また濡れるのを避けてか、地下鉄の入り口までの短い道のりには、傘を差したままの人がたくさん歩いていた。

お墓参り

 10年ひと昔とはいうが、時が過ぎるのは実に早いものだと、雨のそぼ降るなか、墓石に彫られた名前を指でなぞりながら思う。電話で聞いた声の記憶は、今もそのままだ。

夕焼け色に染められて

 台風が去った後、気温は30度を越えるようになった。冷夏が予想されていたが、どうやらそうでもないようだ。セミの鳴く声が少しずつ増えてきたようだ。ヒグラシの声も聞こえた。  この季節、夕方の空はとても魅力的だ。日が沈み、空から色が消えるまで、さまざまな表情を見せてくれる。  そして今宵の月は、地球に少しだけ近づき、いつもより少し大きく明るいスーパームーンとよばれる満月だそうだ。

梅雨

 霧のような小雨を浴びながら、地面にカメラを向ける。虫の声だけがより分けられ、頭に入ってくる。  世の中いろいろと分からないことが多いが、佛教徒ならばやはり佛典に依るのがよかろうと、久しぶりにダンマパダ(法句教)の和訳を読む。

ツチクジラの解体

 千葉県は房総半島の南にある和田浦へ、ツチクジラの解体を見に行く。  少し前から解体を行っている外房捕鯨(がいぼうほげい)の方のサイトをチェックしていたが、鯨を一頭捕獲し、本日(22日)午前4時から解体を行うとの情報が更新されていた。今シーズンで初めての解体だそうだ。日程が合わなければなかなか見る機会はないので行くことにする。前日の夜に出発し、首都高・アクアライン・館山道を経由し、道の駅和田浦WA・O!に着いたのが1時30分頃。2時間ほど仮眠をとる。  4時前に解体を行う施設へ着くと、すでにクジラは陸へ上げられ、10人ほどの人が取り囲んでいた。関係者以外は施設の外からこの解体を見ることになる。解体されるクジラはツチクジラというクジラで、口がイルカのように尖っている。このクジラの体長は10mほどになるそうだが、この個体もこれくらいの大きさだったのではないだろうか。  体にお酒(お神酒?)がかけられ、解体が始まる。大きななた(もしくは包丁)のようなもので切り進んでいくが、この刃物はとても切れ味がよいようで、スッスッと体に入っていく。そしてまた肉に穴を開け鎖を通し、ウィンチで引っ張りながら肉を剥がしていく。解体された肉は小さく切り分けられ、氷水の中に入れられていた。すべての作業が手際よく行われ、解体は1時間半ほどであらかた終わったようだった。解体された肉は一般の人も買えるようだ。  道の駅ではクジラ料理を食べることができ、刺身と竜田揚げとカツの乗った丼ぶりを注文した。クジラの肉は固い、まずいと耳にすることがあるが、ここの竜田揚げの肉は厚いにもかかわらず柔らかく、そして全体的にまずいということもない。  クジラを解体している写真も撮ったが、今回は掲載はしない。上の写真は、道の駅和田浦WA・O!に吊ってあったツチクジラの模型。万祝の柄だろうか?