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投稿

携帯カメラの写真

 写真の本を見ていたら、携帯電話のカメラという項目で、写真家のRobert Clark氏についての話が載っており、携帯電話のカメラだけでアメリカを旅行しながら毎日写真を発表するという企画があったそうで(2005年の企画?)、いくつかの写真も載っていたのですが、携帯電話のカメラでも使う人によってはこんな作品が生まれるんだなと、撮影の目的によって選ぶカメラは様々でしょうが、私にとっては携帯電話のカメラで十分なのかと、これらの写真を見ながら思いました。  写真(全てではないと思いますが)は、Robert Clark氏の公式サイトの“special projects”→“Image America”から見ることが出来ます。

ふたたびルーリン彗星

 昨晩も晴れたので、ルーリン彗星を探してみました(21日夜~)。一日毎に場所が変わるので大体の位置を覚えて、今夜は卓上望遠鏡で見てみます。今夜は近くに目印となるようなものがあまりないので、なかなか探し当てることは出来ませんでしたが、暗さに目が慣れてくるに従って、どうやらそれらしきものが何となく見えてきました。見えているのかどうかが分からないほど、本当に“何となく”です。写真に撮るとその場所に彗星が写っていたので、やっと見えたということに確信が持てました。今夜からはもう当分星空は期待出来そうにありません。

ルーリン彗星

 ルーリン彗星の最接近は24日だそうですが、これからは天気が悪くなってしまうそうなので、今夜の晴れが最後のチャンスだと思い、風の強い夜空を眺めていました。  木星土星を挟んで、しし座のレグルス、おとめ座のスピカはすぐ見付けられたのですが、空は真冬の澄み渡った空気!とはならず、また何となく明るく、小さな双眼鏡ではルーリン彗星を見付けることは出来ませんでした。  写真に撮ると、ぼやっとした彗星が見えました。その写真を頼りに再び双眼鏡で挑戦してみましたが、やっぱり無理でした…。  下の写真は1997年に見たヘール・ボップ彗星です。今までに見た彗星の中で一番大きいもの(よく見えたもの)だと思いますが、これくらいの彗星をまた見てみたいものです。

Rainbow

 薄い雲に被われ、淡い色に染まってきた夕方の空。  ふとビルの上のほうに目をやると、上空には短い弧を描いた虹が浮かんでいた。

千日回峰行

 千日回峰行という修験道の荒行を達成された、塩沼亮潤氏の対談『大峯千日回峰行 - 修験道の荒行』(塩沼亮潤・板橋興宗/春秋社)を読みました。  比叡山でも千日回峰行は行なわれていますが、塩沼氏は奈良の吉野、金峯山寺で修行なさったそうです。金峯山寺の千日回峰行では数年かけて地球を一周する距離を歩かれるそうです。往復48km、標高差が1,300mもある山の中をです。一度始めると途中でやめる事は出来ません。やめるという事=死を意味し、そのための短刀などを携帯しているそうです。また詳しいことは省略しますが、千日回峰行はお不動様の修行だそうです。  本は塩沼氏の子供の頃の話から始まるのですが、家はとても貧しく、けれどもいつも人に囲まれ笑いに満ちていたそうで、こういう話を聞いていますと、生活に必要なお金は必要だというような言葉すらも褪せてしまうほど、人の縁というのは大切なものだなと思います。  高校を卒業されて(準備期間を経られて)千日回峰行へと臨むわけですが、これほどの命をかけた修行をするに当たって、師弟のあいだでとても大変なやりとりがあるのかと思っていましたが、「山を歩きたいのですが」「どうぞ」という程度のものだそうで、あとはそれこそ自分との修行だそうです。  千日回峰行の修行について間違ってはならないのは、この修行は自分だけのためではなく、他人のための利他行だということです。  千日回峰行の後にも、断食・断水・不眠・不臥で九日間お堂に籠もり修行する四無行、また塩(命に関わります)や五穀を長い期間断ち臨む八千枚護摩供なども修行されました。そしてこれらの修行を終えられた塩沼氏は、大阿闍梨さまと呼ばれています。  千日回峰行をはじめとしたこれらの修行は普通の人間にとってとうてい成し遂げることは困難ですが、ただこの修行を終えられた方々がそのまま仙人のようになってしまうのではなく、一人の人間として私たちのあいだに再び戻って来て下さるということに、普通の人間にも備わっている可能性(ここでは仏性でしょうか)を信じさせてくれるような、そんな深い意味があるような気がします。このことは、ブッダも一度は苦行を経験し、そして、快楽との両極端ではなく“中道”という教えを人々に交わりながら説いた、ということに繋がるのだろうかなと思います。

星空ナビ

 宇宙関係のソフトウェア・出版などのアストロアーツから、ニンテンドーDSソフト『星空ナビ』が出るそうです。「DS方位センサーカード」というものが、DS本体の角度や方位を割り出し、本体を向けた方向の星空が画面に映し出されるそうです。iPhoneやiPodTouch向けにも『iステラ』という同じようなソフトも同社から出されていますが、発想が面白く、こんなものも出来るのだと感心してしまいます。