東京は谷中にある、山岡鉄舟氏ゆかりの“全生庵”というお寺へ、落語家の三遊亭円朝氏が収集された幽霊画を拝観に行きました。 本堂横の一室の壁に掛けられた掛軸の数々。とても繊細な絵が多く、怖くもあり美しくもあり。おどろおどろしいという感覚はありませんでした。 木の板の上をみしみし音を立てて歩いていましたが、もし自分がいつの間にか足の無い幽霊になっていると、飛んでも跳ねてもこの感覚はなくなるのだろうかと、音を立てないように歩いてみながら、そんなことを思っていました。 台風が関東へ近付き、夕方を待たずして、雨と風が強くなってきました。
花、空、山、旅、スナップ写真を中心に、思ったことなどを書き綴っています。