スキップしてメイン コンテンツに移動

水の事故を減らすために…

 今日は西日本や近畿で梅雨が明けたそうです。週間天気予報を見ていると雨が降る日はなくなりそうで、関東の方ももうすぐ梅雨明けでしょうか。

 梅雨が明けて夏が本番になると、海や川へ遊びに行く方も多いと思いますが、残念なことに毎年水の事故が起きてしまいます。
 以前、水での人命救助の講習を受けた時に言われたことは、「溺れている人を素人が助ける事はとても困難だ」ということです。パニックになっている人の近くへ泳いでいけば、体にしがみつかれて身動きが取れなくなってしまうそうで、服を着ていればなおさら。泳ぎが上手でもそれは別の話のようです。
 しかしだからと言って何も出来ないのかというとそうではなく、人が溺れている時に役立つかもしれないのが2リットルのペットボトル。中を空にして溺れている人の所へ投げれば、仮に頭や体へ当たったとしても怪我をすることもなく、そして予想以上の浮力があるので、とりあえずこれへつかまれば安心できるそうです。浮き輪があればいいのですが、魚釣りや海水浴など、ペットボトルを持ってきている人は1人くらいはいるのではないでしょうか。
 ペットボトルの他には、ビニール袋に空気を入れて口を結んだものや、クーラーボックスなどとにかく浮くものを探して、それにつかまってもらうと溺れていた人も安心し、救助しやすくなるそうです。服に空気を溜めて浮きの代わりにも出来ますがこれは溺れている人には難しいでしょう。
 テトラポッド、離岸流、河口、川の淵などに注意して、楽しい夏をお過ごし下さい。

※(追記)ペットボトルの中に少し水を入れると、狙った方向に投げやすくなるそうです。

コメント

  1. シーカヤックに乗る際に、16リットル~20リットルぐらいのクーラーボックスを必ず携帯します。クーラーボックスは防水性があるので水に濡れたくない備品を入れておきます。さらに浮力があるのでひっくり返って沈しても大丈夫。さらには非常用の浮きになります。まぁ、それ以前にライフジャケットを着用していますけどね。
    救命用の浮き輪とロープも常備しています。とにかく万全の準備が絶対必要ですね

    返信削除
  2.  それだけ準備されていると周りも安心出来ますね!!私も安心します。
     今日も水の事故で亡くなった方が何人もいて残念な限りですが、楽しい思い出を絶対悲劇にしてはならないので、水の恐ろしさをもっと認識してもらいたいと思います。昔の人はそれを“お化け”“妖怪”などの話として伝えてきたのではないかとも思いますが…。

    返信削除

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

星のカケラ

星のカケラ 小惑星  先日、日本の小惑星探査機が小惑星から持ち帰った星のカケラを見てきました。  探査機はやぶさが小惑星イトカワから、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰ってきたものです。  どちらも顕微鏡サイズの粒子ひと粒で、モニターに映し出されたものを見学していましたが、火星のあたりの軌道を公転している小惑星から持ち帰ってきたものだと思うと、ごく微細なものながら、そこにはロマンが、そして学術的に貴重な情報がいくらでも詰まっているように感じます。  はやぶさ2は、サンプルを地球に落としたあと、そのまま次の小惑星に向かっているそうです。 技術の進歩、シンギュラリティ  人が実際に火星に降り立つ未来が見えつつある現在に自分がいることを考え併せると、将来から見たら宇宙開発のごくごく黎明期なのかもしれませんが(逆に宇宙開発がとどまることのないようにそうであってほしいと思います)、この時代にいて技術の指数関数的な進化を感じられ、実際に映像で見ることができるなんて、なんてラッキーなんだと思います。  ついでに、シンギュラリティがどうなるのか気になるところですが、未来から見て過去のある時点でシンギュラリティが起こったというようになるのか、それとも現在進行系で感じられるのか、楽しみでもあり何が起こるかわからない恐怖も感じます。  ひとり天文部の部活動でした。

魚料理ほか

魚料理ほか ごまさばの生姜焼き  干物はよく食べたりしていますが、生の魚を調理するのはなんだか久しぶりです。  ごまさばが安かったので買ってきました。単純に塩焼きでもよかったのですが、ちょっと変わったものがないかとネットを探していたら、生姜焼きというのがあったので作ってみることにしました。  塩をふって、小麦粉をまぶして焼き、生姜、酒、みりん、醤油をかけながら焼けば出来上がり。魚は意外とあぶらが乗っていたのですが、さっぱりとしておいしかったです。 ごまさばの生姜焼き 冷凍バナナ  冷凍バナナは子供の頃に食べた懐かしい記憶がありますが、最近はアイスを買うのをやめ、冷凍バナナにしています。  ゼリーなどを作るときに、砂糖の量にびっくりしてしまい、きっとアイスにもかなりの量の砂糖やいろんなものが入っているんだろうなと思いつつ、好きで食べていたのですが、暑くなってきてバナナの熟し方が激しくなってきたので、久しぶりに冷凍バナナを作ってみました。すると、とても甘くておいしかったので、いっそのことアイスをやめてバナナに置き換えてみました。子供の頃と比べて最近のバナナは全体的に甘い気がするので、それで冷凍しても甘くておいしいのかもしれません。  バナナは適当な大きさに切って冷凍しておき、そのままで食べたりもしますが、よくヨーグルトとハチミツをかけて食べています。冷たいバナナが食べているうちにやわらかく溶けてきて、とてもおいしいです。 猛暑  連日の猛暑で、気温に対する感覚がおかしくなっている気がします。夜になっても30℃あるのは普通だし、日中も35℃ないとそんなに暑くないのではないかという気になってしまいます。クーラーをつけていないともうやっていられないのですが、それで風に当たりすぎてしまったせいか、体調不良になってしまいました。  そういえば最近は聞かなくなりましたが、電力の逼迫状況などはどうなのでしょう…。 スズメバチ  去年、玄関脇にアシナガバチが巣を作って駆除してもらったのですが、今年はキイロスズメバチっぽいものがうろうろしていました。単独行動っぽいのですが何度も刺されるわけにはいかないので、去年買っておいた蜂用の殺虫剤を使いました。さすが蜂用だけあって強力で、飛んでいたのが地面に落ちましたが、それでもまだ動いている生命力の強さ。

写真の加工について

写真の加工について 写真の色とは? 最近はスマートフォンで写真が簡単に編集できます。 それで、やろうと思えばいくらでも加工できてしまうけれど、たとえば色の加工をどのくらいやるのかといったときに、それは自分がどれくらいまで許容できるのか、ということなのかなと唐突に思ったりしています。 人それぞれ見えているものの色は完全に一致しているわけではないと思うし、写真を撮った時点でデータは加工され、それはフィルムであっても同じでプロの写真も(プロだからこそ?)魅せるように加工されていたし、そもそも今は印刷物ではなくモニタや画面で写真を見る機会が多いと思うけれど、それらの機器の色の設定や見え方はバラバラだし、もはや印刷物や作品として仕上げるのでなければ、色のこだわりは、自分の撮影や再生環境の設定の中で自己満足するものでしか成り立たないのではないかと思ったり。 ゲームの世界 一方で、近頃のゲームは絵が綺麗で、実際の風景の写真でなくても、画面のキャプチャー画像で十分美しいと思えるほど。逆に実際の風景をゲームっぽく加工したらそれは綺麗だと思えるのだろうか、その違いってなんなのだろうと思ったりして、これは受け取る側の問題なんだろうと思うと、やっぱり自分が作るものも見るものも、自分でどれくらい許容できるのかということになるのかなと思っているところです。 現実と仮想現実のはざま 現実と仮想現実の境界はどんどん曖昧になっていて、脳はすぐ騙されてしまい、けれどそれが悪いということではなく、ただそういう特質があるということだと思うので、科学技術でよい方に騙して騙されていけば、今あるものとはまた違った進歩の道も開けてくるのかなと思ったり。 こんな加工は…? ということで、試しに今までやったことのないくらい加工をしてみましたが、これくらいやってもこれはこれでいいような気がしてきました。 ずいぶん強めに加工した写真 フィルムがメインだった時は、写真を加工するなんてことはほとんど考えられなかったけれど、今は加工前提で写真を撮っているし、おまけにスマートフォンで簡単にしかも高度に加工できるようになったおかげで、こんなことを考えるようになったのかもしれません。