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ジブリから『チベット死者の書』

 ジブリ学術ライブラリーから、『NHKスペシャル チベット死者の書』が発売になったそうです。予告編もありました。  DVD2枚組みで、内容は、ドキュメンタリーとドキュメンタリードラマ、そして特典映像としてダライ・ラマ法王へのインタビュー。 宮崎監督はこの番組を、 「もののけ姫」をつくりながら、仕事場の片隅で、何度も何度もくりかえし観ました。 そうです。 あの映画の背景として、こういうものも影響していたのですね。 クレジットの“語り”には緒方拳さんの名前も載っていました。

山吹

 戯曲『山吹』(泉鏡花)を読みました。「海神別荘」(岩波文庫)に収録されている作品で、『海神別荘』だけ読んでしばらく放っておかれていた本だったのですが、久しぶりに読んだ鏡花作品だったためなのか、『山吹』は短いけれどもとても面白い、やっぱり泉鏡花はいいなと思いました。話の最後には、雨でけぶるお縫さんと人形使の因果な後姿に思わず手を合わせ祈りたくなりました。また画家の苦悩に対しても。

昨日の続きと“アナログ”の文字

 昨日のカイラス山に関連して、日本人として始めてチベットへ入り、貴重な仏典を日本へ持ち帰ったという河口慧海氏の『チベット旅行記』はやっぱり読むべきかなと思いました(文庫で五巻ほど)。ただ100年以上も前の話で、日本とは気候も風土も風習も異なり、チベットに関する記述で必ずしも正しくない表現があるようなので、そこは気を付けないといけないと思います。現在でもチベットの仏教に対して“ラマ教”などという間違った言葉遣いをしている方もまだかなりいるようですし…。  話は変わって、昨日とても久しぶりにアニメの『サザエさん』を見ていると、画面の上下が黒くハイビジョン仕様(?)になっていて驚いたのと同時に、右上の“アナログ”の文字が際立っていたのに興醒めしました。デジタル放送まであと2年半?、民放でも表示されるようになった“アナログ”の文字は大きすぎる気がするのですが…。不公平のないように、デジタル放送には“デジタル”と出ているのでしょうか。  とこんなことを思いつつも、そもそもテレビはあまり見ません。

聖地カイラス山

 チベット仏教や他の宗教の聖地といわれている「カイラス山」という山があるそうで、その山の周りを巡礼したりするそうなのですが、いったいどんな山なのだろうと写真を見てみて驚きました。下の写真はFlickrから“kailash”で検索(もしくは“kailas”)して見付けた写真なのですが、この他にも綺麗な湖の向こうに見えたり、草原の向こうに見えたり、とにかく写真を見ただけでも何か特別な、まさに“聖地”と呼ばれるのにふさわしい様相を呈していました。  また聖なる山なので伝説以外で登った人はいないようです。そもそも登山は許可されないそうです。  場所はチベット、ネパールの北東の辺りです。