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旅の記憶

吉野、金峯山寺の拝観時にもらう護摩木から切り離して持ち帰った蔵王権現の木札(ストラップ)。

秋へ

 ゴーヤが大きくなりました。20cmくらい。もうひとつ大きくなっていたものは黄色くなってきたので、もらったゴーヤと一緒にフリッターにしていただきました。  日中は遠くの山々がよく見える快晴でしたが、だんだんと雲が出てきて夜には雨に。

高野山・吉野より帰宅しました。

 最後の日は蔵王権現さまに圧倒されたまま帰ってきました。  3体の大きなご本尊さまの前に座っていると、決して威圧されるような感じではありませんでしたが、自分の懺悔の心がおのずから表に出てくるようでした。そして、金峯山寺の蔵王権現さまは、単なる像ではなく神さまの姿そのものだと感じました。  ご本尊さまに今のこの世の中を見てもらうためご開帳になったという話をお坊さんより聞きましたが、人の世は常にお見通しなのだろうとは思いますが、こんな世の中を見ていただくのはとても心苦しく、お坊さんのおっしゃるように、まずは垢にまみれた自分を律していかなければと思います。そこから始めようと思います。  お寺で買ってきた『蔵王権現入門』をペラペラめくっていたら、明治の廃仏毀釈で修験道も大打撃を被ったそうで、これほどまでとは思っていなかったので愕然としました。千年以上も続いている祈りの歴史がわずかな間に破壊されてしまったのはとても残念なことですが、今でも一生懸命に修行をしている方々の話を聞くと、過去に起こった大きな戦や天災の悲劇を乗り越え、現在の世の中があり、未来へ向かって半歩ずつでも前進していける希望を感じます。  12/9までの特別ご開帳なので、機会のある方はぜひ拝観に足を運んでもらいたいと思います。次のご開帳は来年なのか、はたまた数百年後なのか分かりませんので…。 金峯山寺(きんぷせんじ)

蔵王権現

高野山をあとに、いろいろとまわって、金峯山寺へやってきました。 今は秘仏の蔵王権現の御開帳中で、その姿に圧倒されています。

十善戒

昼間には、あじゃり様より、菩薩の十善戒というものを授かってきました。 参加している人はたくさんいて、簡単な儀式の部類に入るのだろうと思いますが、暗い部屋の中でシルエットだけの人より授かるという、とても厳かなものでした。 日中は車でいっぱいだった道も静まりかえり、高野山の夜は月がとても綺麗でした。 今日は写経をしました。明日もまた朝のお勤めに参加します。 普賢院にて

夜の大門

夜の大門です。 気温18.1℃。

夜の大塔

壇上伽藍にて