スキップしてメイン コンテンツに移動

初夏の笠取山へ

緑の濃い笠取山へ

  笠取山は約1ヶ月前に多摩川の源流を訪ねてひとりで来ましたが、今回はAさんとともにやってきました。(前回の記事はこちら
 朝早く家を出て、青梅街道を西へ西へと車を走らせます。小河内ダム(奥多摩湖)の水面を見ながら進んでいくと、やがて湖へ注ぐ川を辿るように道は続き、フロントガラスの向こうの景色はどんどん緑が濃く、山深くなってきます。

笠取山
道路の途中から東側を眺める

ヤブ沢峠へ

一ノ瀬林道に入り、作場平駐車場に車を止め、準備を整えて登り始めます。
 一休坂の分岐までは前回と同様ですが、今回はここから川沿いにヤブ沢峠(北西方面)へ歩いていきます。それにしても今日はとても蒸し暑い。水分をとりながら、また塩分補給のアメを舐めながらゆっくり歩いていきます。
 沢の近くを歩いたり、なかなか面白い道ですが、水気の多い道で、途中、道が田んぼ(のようにズブズブ)になっているところが何箇所かありました。もしここで転んだら、泥にまみれてなかなか心のダメージが大きいのではないかと思いますが、何とか靴を汚す程度ですみました。

笠取山
沢沿いの道を歩いたりします
笠取山
コケがきれい
ヤブ沢峠からは整地された道を笠取小屋へ向かって歩いていきます。車が走れそうな道だと思っていたら、実際に何かの作業に向かっている雰囲気の軽トラが走ってきました。この道はどこに続いているのだろう。

シカ

ヤブ沢峠からしばらく歩くと笠取小屋に着きました。何となく小屋と逆の方を見るとシカがいました。角のあるのとないのでオスとメスだと思いますが、どちらもそれなりにけっこう大きいです。小屋の前で休憩をし笠取山を目指します。

笠取山
笠取小屋の近くにいたシカ

笠取山へ

小屋の先に進み後ろを振り返ると富士山が見えました。雲がありますが、けっこうきれいにはっきり見えます。
笠取山
笠取小屋の先から見えた富士山
分水嶺に立ち寄り、笠取山の山頂を目指します。
笠取山
笠取山の山頂方面。写真だとなだらかに見えますが、なかなか急な斜面です。
笠取山の山頂まではほぼ一直線に登っていきます。写真だとなだらかに見えますが、実際はけっこう急な斜面で、一歩一歩、息を整えながら登っていきます。
笠取山
笠取山山頂への道。急な斜面です。
笠取山
もう少しで山頂。

山頂からの絶景

笠取山の山頂からは富士山が見え、梅雨の合間でありながら、とても爽やかな絶景を眺めることができました。
笠取山
笠取山山頂からの絶景。
シャクナゲもまだ咲いていました。
笠取山
シャクナゲ
前回と同様に山頂をあとにして多摩川の源流である水干へ立ち寄りました。今回は窪みにいくらか水が溜まっていました。
笠取山
多摩川の源流である水干
水干から水が流れていくその先には富士山が見えました。
笠取山
水干からの眺め
水干の下にある沢に行くと、すっかり緑が増えていました。
笠取山
写真の中央下が水干のある場所
笠取小屋へ戻ってきました。軽トラがあります。
笠取山
笠取小屋

緑の道

帰りは笠取小屋から一休坂を下っていきます。
 沢の流れが爽やかで、陽の光を透かした木々の葉の緑が美しいです。
笠取山
沢の流れと草花
笠取山
木々の緑
笠取山
緑の道

初夏の笠取山

ひと月あまりですっかり緑が増え、山頂からは富士山の絶景、蒸し暑かったけれど、とても爽やかな山歩きを楽しむことができました。

2016年7月上旬 笠取山
同行者 Aさん

コメント

このブログの人気の投稿

星のカケラ

星のカケラ 小惑星  先日、日本の小惑星探査機が小惑星から持ち帰った星のカケラを見てきました。  探査機はやぶさが小惑星イトカワから、探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰ってきたものです。  どちらも顕微鏡サイズの粒子ひと粒で、モニターに映し出されたものを見学していましたが、火星のあたりの軌道を公転している小惑星から持ち帰ってきたものだと思うと、ごく微細なものながら、そこにはロマンが、そして学術的に貴重な情報がいくらでも詰まっているように感じます。  はやぶさ2は、サンプルを地球に落としたあと、そのまま次の小惑星に向かっているそうです。 技術の進歩、シンギュラリティ  人が実際に火星に降り立つ未来が見えつつある現在に自分がいることを考え併せると、将来から見たら宇宙開発のごくごく黎明期なのかもしれませんが(逆に宇宙開発がとどまることのないようにそうであってほしいと思います)、この時代にいて技術の指数関数的な進化を感じられ、実際に映像で見ることができるなんて、なんてラッキーなんだと思います。  ついでに、シンギュラリティがどうなるのか気になるところですが、未来から見て過去のある時点でシンギュラリティが起こったというようになるのか、それとも現在進行系で感じられるのか、楽しみでもあり何が起こるかわからない恐怖も感じます。  ひとり天文部の部活動でした。

写真の加工について

写真の加工について 写真の色とは? 最近はスマートフォンで写真が簡単に編集できます。 それで、やろうと思えばいくらでも加工できてしまうけれど、たとえば色の加工をどのくらいやるのかといったときに、それは自分がどれくらいまで許容できるのか、ということなのかなと唐突に思ったりしています。 人それぞれ見えているものの色は完全に一致しているわけではないと思うし、写真を撮った時点でデータは加工され、それはフィルムであっても同じでプロの写真も(プロだからこそ?)魅せるように加工されていたし、そもそも今は印刷物ではなくモニタや画面で写真を見る機会が多いと思うけれど、それらの機器の色の設定や見え方はバラバラだし、もはや印刷物や作品として仕上げるのでなければ、色のこだわりは、自分の撮影や再生環境の設定の中で自己満足するものでしか成り立たないのではないかと思ったり。 ゲームの世界 一方で、近頃のゲームは絵が綺麗で、実際の風景の写真でなくても、画面のキャプチャー画像で十分美しいと思えるほど。逆に実際の風景をゲームっぽく加工したらそれは綺麗だと思えるのだろうか、その違いってなんなのだろうと思ったりして、これは受け取る側の問題なんだろうと思うと、やっぱり自分が作るものも見るものも、自分でどれくらい許容できるのかということになるのかなと思っているところです。 現実と仮想現実のはざま 現実と仮想現実の境界はどんどん曖昧になっていて、脳はすぐ騙されてしまい、けれどそれが悪いということではなく、ただそういう特質があるということだと思うので、科学技術でよい方に騙して騙されていけば、今あるものとはまた違った進歩の道も開けてくるのかなと思ったり。 こんな加工は…? ということで、試しに今までやったことのないくらい加工をしてみましたが、これくらいやってもこれはこれでいいような気がしてきました。 ずいぶん強めに加工した写真 フィルムがメインだった時は、写真を加工するなんてことはほとんど考えられなかったけれど、今は加工前提で写真を撮っているし、おまけにスマートフォンで簡単にしかも高度に加工できるようになったおかげで、こんなことを考えるようになったのかもしれません。

青空の西新宿

青空の西新宿 スマホ片手に  用事ついでに久しぶりに好きな西新宿へ。  カメラではなくスマホ片手にビル群の間を少し歩いてみました。 西新宿 西新宿 西新宿 西新宿  コクーンタワーの近未来的な建物が好きで、世界にあるこの手の建造物を見てみたいと思ったりもするのですが、それにしても悔やまれる?のは、国立競技場の当初の案のザハさんの作品を見れなかったこと。当時はザハさんの名前すら知らなかったけれど、たまに思い出すたびに、なんだか残念だったなと。  都心は常にどこかで大規模な工事をやっているイメージで、新宿駅は改装工事で東側が見えて変な感じですが、西新宿もそのうちにまた再開発が行われて、違う風景になるんでしょうね。今の近未来な感じではなくなりそうな気がしますが、どんな景色になるのでしょうか。  スマホの写真アプリの超広角を使ってみて、風景なんかだとそんなに違和感を感じないけれど、ビルは斜めになってみたりしてやっぱり超広角で人工物を撮るのは難しいです。 都庁の展望台へ  歩いていると都庁がすぐそこにあり、時間があったので足を伸ばしてみました。  展望台は混んでいるのを確認して帰ろうかと思ったら、意外と人は少なく、2台目のエレベーターで乗れました。 都庁 都庁の展望台から 都庁の展望台から  展望台はやっぱり海外の方が多いですね。都心方面、東京湾から丹沢の山並みや富士山も見えて、いい思い出になっていればいいですね。  おそらく風で建物自体が揺れている感じがするのですが、東日本大震災の前の週に登っていたのを思い出します。  ここで写真をちょっと強めに加工してみましたが、これはこれでそんなにおかしくないかも? 都庁の展望台から おまけ 東新宿(歌舞伎) 東新宿  新宿駅からこのあたりも海外の方が多いですね。遠くにゴジラを見つけて楽しそうにしていました。