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魚料理をいくつか(イシモチ・マアジ・ニシン・マサバ)

魚料理をいくつか

なんだかんだで更新が滞ってしまいましたが、そんなうちにも季節は真夏から初秋へ。

キンモクセイの香りはすぐに風にのってどこかへ去り、彼岸花の赤い花が咲き始めたと思ったら、もう明日は彼岸の入り。

魚料理はだんだんと似たようなものが増えてきましたが、ただ塩焼きにするにしても、魚によって味も舌触りも違うので飽きることはありません。


イシモチの開き

前回アクアパッツァに使わなかった魚を開きにしていました。魚は開いて、塩水には漬けず直接塩を振り、天日干し。

開いて背中側から見た顔は、なんだか特撮番組に出てくる宇宙怪獣のようだったのですが、グリルで焼くと見た目はアジの開きのようで、身はふっくらとして淡白で、マアジより細かくほぐれるような感じです。ちょっと塩気が多かったのと干しすぎた感じはありますが、とても美味しいです。

イシモチの天日干し中

イシモチの開き

 マアジの刺し身・ニシンの塩焼き

大きめのマアジとニシンを1尾ずつ買ってきました。

マアジはせっかくの新鮮な魚を火を通すと、何だかもったいない気がするので、今回も刺し身に。オリーブオイルと塩だけであっさりと。

マアジの刺し身

ニシンは塩焼きにしましたが、少し骨は多いものの、身はふっくらほくほくとしてとても美味でした。
ニシンは値段も手頃でこんなに美味しいとは思わなかったので、今度から迷ったらニシンにしてもいいのではないかと思っています。
ニシンというと、身欠きにしんやニシンそばのようなものしか思い浮かびませんでしたが、塩焼きを食べないのはもったいないです。

ニシンの塩焼き

マサバの竜田揚げ

マサバを1尾買ってきて、塩焼きにしようか味噌煮にしようかと思っていましたが、小分けにして冷凍しておけばあとで食べられるので、また竜田揚げを作りました。タレにつけておいて、片栗粉をまぶして油で揚げるだけです。1尾まるまる竜田揚げにするとそれなりの量になりました。

魚はそんなに大きくないような気がしていたのですが、揚げてみるとけっこう身も厚くふっくらと仕上がりました。揚げたてはひと切れでご飯を茶碗一杯食べてしまえるのではないかというほど美味しいです。

その後、サバの竜田揚げの冷凍食品を食べましたが、身も小さく締まりすぎていて、やっぱり新鮮な魚で作ったほうが比べ物にならないくらい美味しいと自己満足しています。

自分でさばいて骨も抜いているので、骨を気にすることなく安心して食べられるのもいいです。ちなみに皮は剥がしました。

マサバの竜田揚げ

マアジのフライ

ちょっと鮮度が悪くなって加熱用というマアジ(ひと皿5尾)を買ってきました。特別安いというわけではありませんでしたが、ひょっとすると台風のために魚が入ってこなかったりしていたのでしょうか…?

魚をさばく前に包丁を研ぎましたが、ゼイゴがうまく取れず身を削いでしまったり、また包丁がうまく入らず指先を切ってしまったりと、鮮度が悪いとこういうところにも弊害があるのではないかと思ったりしてしまいました(自分の下手さを何かのせいにしたいだけですが、でも指先を2ヶ所も切るなんてこれまでなかったし…)。鮮度がいいに越したことはないと思うので、やっぱり鮮度がよくないものは避けたほうが無難だと思いました。

それで、今回はアジフライを作ることにしました。一度に作っておけば、分けて食べられるし、そのぶん料理を作る手間も省けるし…。

魚は3枚におろして骨を取ります。ゼイゴや細かいウロコが残っている気がしたので、皮も剥がしました。両面に塩・コショウを振り、小麦粉を薄くまぶし、溶き卵、パン粉の順につけて油で揚げます。

また、中骨などに残った身をスプーンですくうと、半身分くらいの量が取れたので、これは包丁でたたいて3つに分け、俵型に丸めて同じように揚げました。

お店で食べるアジフライも美味しいのですが、尾や骨が気になる時があります。それで今回は、尾はどうせ食べないので身だけを使い、また骨も丁寧に取ったので刺さる心配もなくなり、まったくストレスなく食べられました。家でアジフライを作るならこのほうがおすすめです。

揚げたてのアジフライは衣がさくさくで身はふんわりと柔らかく、レモンだけかけて食べましたが、これだけ美味しく作れるとは思っていなかったので、ちょっと感動ものでした。

マアジは刺し身にしても焼いても煮ても揚げても美味しく、ウロコもほとんどないので調理しやすく、すごい食材だなとあらためて思います。

マアジのフライ(右は冷凍エビを揚げたもの)


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