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白い砂の山

行き先の分からない山歩き

今回は長野にいるDさんに誘ってもらっての山登りへ。何人かで集まって登るとのことで、どこに行くかは秘密。行ってからのお楽しみとのこと。

中央線の旅

前日入りして泊めてもらうことになり、今日は中央線に乗り甲府盆地を越えて諏訪湖のほとりまで。電車で行くのは初めてで、中央自動車道からの景色とはまた違い、しかも運転をしなくていいので、気楽にのんびりと車窓からの風景を楽しんでいました。大月では岩殿山、盆地をぐるっと回りながら南アルプスの方の山々、そして前回登った八ヶ岳の権現岳なども綺麗に見えました。

岩殿山

鳳凰三山(左)と甲斐駒ケ岳(右)

前回登った権現岳(八ヶ岳)

諏訪湖の展望と紅葉

Dさんに駅まで迎えに来てもらい、峠の釜めしを買って食べ、諏訪湖の見える展望台や紅葉スポットへ連れて行ってもらいました。展望台からは八ヶ岳が綺麗で諏訪湖の向こうには少し霞んだ富士山まで見えました。
 Dさんの家には夜までに何人か集まり、明日の昼に食べる豚汁の下準備をし、夜は鍋を作ってみんなで夕食。そして数人で星を見に昼間の展望台へ。街の明かりが見えるけれどさすがに星が多い。

諏訪湖が見渡せる展望台にて(左は八ヶ岳)。右の奥の方には霞んだ富士山。

湖面に映った紅葉

カエデの紅葉

白い砂の山へ

朝早く起きて準備をしていると、一緒に登るという人達が集まってきて、最終的に10人以上で登ることになりました。ほとんどの人達は山が好きで、いろいろな山に登っているようです。車数台に分かれて駐車場を目指します。私が乗った車はちょっとしたトラブルで到着が遅くなり、ほかの車とは離れた駐車場(登山口)へ。豚汁の食材や調理道具を持っているので頑張って登ります。山頂より手前で合流し、そこからはゆっくり紅葉を見たりしながら登ります。

日向山へ

木々に覆われた紅葉の中を歩く

日向山の頂上

草木の生えた登山道を登りきり、そしていよいよ日向山の頂上へ。歩みを進めると、突然青空が広がり足元は白い砂で覆われています。とても面白い光景で、山自体も登るのはたいへんではないので、Dさんはここを選んだそうです。天気もよく八ヶ岳が綺麗に見えています。
 しばし風景を堪能し、昨夜準備していた豚汁の昼食。お腹もいっぱいになり、下りは違う道を歩きます。白い砂はけっこう滑りやすく、下まで真っ逆さまな場所もありました。白いのは山頂だけで、途中からは普通の山道になります。急な箇所もあり、そしてずっと下っていくと最後には滝が現れ、あとはなだらかな道を歩き、また下って駐車場へ。
 温泉に入って、あとはそれぞれの事情で家に帰ったりどこかに寄ったり。私と数人は駅まで送ってもらい電車で家路につきました。途中から外国人や山帰りの人達が大勢乗ってきて、いつもと違う山歩きの終わりを感じていました。

山頂は青空と白い斜面(奥は八ヶ岳)

下から見上げる

麓の滝

グループ登山

子供の頃の遠足以来、大人数(といっても10人ほど)で山に登ったのは初めてですが、こういう楽しみ方もいいものですね。その一方、段取りをしてみんなをまとめるのはたいへんだなと見ていて思いました。Dさんお疲れさまでした。

2016年11月上旬 日向山
同行者 Dさんほか多数

コメント

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