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夏の高原へ(その1:車山高原のニッコウキスゲ)

 7月の2週目はニッコウキスゲを見に車山高原へ行きました。

 中央自動車道を下りて、諏訪湖の脇から山道に入り、標高を稼いで行きます。踊場湿原(池のくるみ)まで来ると視界が開け、湿原を見下ろせる道路脇からは富士山も見えました。雲は多いものの、青空と緑が美しいです。

下の方の木が生えていないところが踊場湿原です。

踊場湿原の左の方に視線を移すと、富士山(写真左下)が見えます。

 今日は霧ヶ峰で友人と待ち合わせをしていましたが、着くのが早く、また車が多くなってきたので、先にニッコウキスゲが見頃だと聞いていた富士見台へ向いました。
 富士見台の駐車場には、まだ数台車を入れるスペースがあり、とりあえず車を置いて、目の前の斜面を見ると、ニッコウキスゲが満開でした。空が暗くなってきたので、とりあえず少し写真を撮って、駐車場で友人を待っていると、ひっきりなしに車が出入りし、そのうち大粒の雨が降り始めました。

雨の降る前。

 友人は車山肩のあたりの道路で渋滞に巻き込まれたようで、もう、すぐそこにいるのに、ずいぶんと時間がかかり、やっとのことで合流できました。ただ雨の降ってきたおかげで(?)、ちょうど駐車場には空きが出来ていて、こちらはスムーズでした。

しばらく写真を撮っていると、半ばあきらめていた青空が出てきました。車山には何度か来ていますが、これだけのニッコウキスゲが咲いているのを見たのは初めてです。

最近は花芽などを鹿に食べられ花数が減っていましたが、鹿対策として柵が張り巡らされ、おかげでこんなに沢山の花を見ることが出来ました。

満開前のちょうどいい時期に来ることが出来ました。

奥の方には富士山も見えていました。

黄色い花と緑の草っぱらと白い雲に青い空。空気も涼しく、とても爽やかでした。

 車山肩へも行きたかったですが、何時間かかるか分からなかったので、今回はこの富士見台だけにして、白樺湖の方から山を下りました。

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