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G検定受験記

G検定受験のこと

G検定とは

 前回受験したITパスポート試験に続いて、G検定を受験しました。
 G検定(JDLA Deep Learning for GENERAL)とは、AIやディープラーニングに関する基礎知識があるかどうかについての検定試験で、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA、https://www.jdla.org/)が主催しています。

Di-Lite

 ところで、ビジネスに関わる全員がデジタルを使うようになる人材を目指そう(デジタルリテラシー協議会)という取り組みが官民連携で行われており、その入口としてDi-Liteというデジタル分野の共通リテラシーが整備されています。これはウェブサイトでは、
「デジタルを使う人材」であるために、全てのビジネスパーソンが、共通して身につけるべきデジタルリテラシー範囲です。(ウェブサイトより引用)
とされていて、“G検定”は、“ITパスポート試験”、“DS検定★”とともに、この“Di-Lite”の推奨資格試験になっています。
“DS検定★”は、世の中に溢れているデータを有効活用するのに必要な基礎知識に関する検定試験です。

受験のきっかけ

 “G検定”と“DS検定★”はITパスポート試験のウェブサイトにロゴが表示されていて存在を知りました。ITパスポート試験で多少触れた、AIやディープラーニングなどについて興味を持ったのもありますが、そうでなくても昨今話題のこれらは一体どういう仕組みや技術なのか知りたいという興味もありました。
 そしてまた、今回のG検定にしても、ただ関連の本を読んだだけでは断片的な知識しか身に付かないような気がして、ある程度の基準が設定されている検定を受けることで、基礎知識を勉強したというひとつの目安になりそうだと思ったのがきっかけです。
 今は生成AIがいろいろと話題ですが、確率で文章を生成するなどとは思っていませんでしたし、なぜGPUを使うのかとか、機械学習にもいろいろな種類があるのだとか、研究の歴史とか、俯瞰的に知ることが出来た、はずです。情報が多すぎて何から手を付けたらいいかわからず結果何もできなくなるというフレーム問題は、人間でも起こり得ることだと思ったり、機械を知ることは人間を知ることにも繋がるように思います。

勉強方法

 ITパスポート試験の時と同じく、参考書と過去問題集を中心に勉強しました。
を活用しました。
 事前の知識はほとんどなく、とりあえず参考書を2、3回読み進め、過去問題集をやりましたが、この過去問題集には分かりやすい解説もあるので、参考書と過去問題集をひとセットとして進めてもよかったかなと思います。
 また、JDLAのサイトで紹介されている、オンライン学習ができるCourseraの『AI For Everyone (すべての人のためのAIリテラシー講座)』では、日本語字幕を見ながら授業を受けることができ(無料)、参考書で読んだ内容の再確認になりました。こちらの動画を参考書よりも前に見てもいいかもしれません。強化学習の説明で、犬がトレーニングがうまく出来たときに褒めるように、ヘリコプターにも「good helicopter」と報酬を与えるというような解説をされていて、この表現が面白かったです。
 その他には、Stydy-AIの模擬テスト(https://study-ai.com/generalist/)を少し活用させてもらいました。
 無事合格したものの、勉強は足りなかったなというのが正直なところです。この分野は日進月歩のため、合格証には検定合格の年と回数が明記されるそうですが、これからは検定の内容の更新も加速されていくのでしょうか。

どんな世の中になるのか

 今後、研究が進み技術が改良されていくと同時に、さまざまな分野での社会実装がさらに進むのでしょうし、すでに軍事衝突では無人機が普通に使われる世の中になっていますし、一方で法律の問題もいろいろと出てくることが今の段階でもすでに明らかですが、AIのシンギュラリティは起こるのかとか、これからどのような世界に進んでいくのか興味深いです。


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