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昨日の続きと“アナログ”の文字

 昨日のカイラス山に関連して、日本人として始めてチベットへ入り、貴重な仏典を日本へ持ち帰ったという河口慧海氏の『チベット旅行記』はやっぱり読むべきかなと思いました(文庫で五巻ほど)。ただ100年以上も前の話で、日本とは気候も風土も風習も異なり、チベットに関する記述で必ずしも正しくない表現があるようなので、そこは気を付けないといけないと思います。現在でもチベットの仏教に対して“ラマ教”などという間違った言葉遣いをしている方もまだかなりいるようですし…。


 話は変わって、昨日とても久しぶりにアニメの『サザエさん』を見ていると、画面の上下が黒くハイビジョン仕様(?)になっていて驚いたのと同時に、右上の“アナログ”の文字が際立っていたのに興醒めしました。デジタル放送まであと2年半?、民放でも表示されるようになった“アナログ”の文字は大きすぎる気がするのですが…。不公平のないように、デジタル放送には“デジタル”と出ているのでしょうか。
 とこんなことを思いつつも、そもそもテレビはあまり見ません。

コメント

  1. はじめまして。
    民放の「アナログ」表示、目障り極まりないですよね。こんな大迷惑なPR方法、どう考えても間違っていると思いますね。

    アンケートを作りましたので、よろしければお答え下さい。集計結果を見ることもできます。
    http://enq-maker.com/2oStxW5

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